見山十景

更新日:2021年12月15日

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竜王山全景

竜王山全景

茨木市のシンボル竜王山は標高510メートルで緑豊かな半円形の美しい山です。
東海・竜王両自然歩道が縦走し、春は桜・ツツジを訪ね、夏は植物・昆虫・野鳥観察、秋は萩・ススキ・紅葉を訪ねるハイカーが後をたちません。

竜王山頂

竜王山頂


特に山頂近くからの眺望はすばらしく、大阪平野・生駒連山・丹波高原が一望できます。また、山頂近くには八大竜王を祀る社や宝池寺があり、中腹にかけて七坂七不思議(七行場)が点在します。さらに、山麓には忍頂寺(寿命院)があり、1200年の歴史を秘めた霊山です。

車作の集落

車作の集落

竜王山南東面の中腹に、約80戸の民家が階段状に整然と並び、美しい集落景観を見せているのが車作です。竜王山に抱かれたその美しさは、四季折々の変化に富み、見るものにやすらぎを与えてくれます。
白鳳時代、天智天皇の頃御所車を献上したことから、「車作」の名を受けたと伝えられています。

竜仙の滝

竜仙の滝

この滝は、武士自然歩道の景勝の一つで、高さ15メートルの美しい滝です。四季折々に変化する豊かな自然の中で、ひっそりと静まりかえっています。
安威川にかかる車作大橋から府道を北へ約500メートル行ったところに「竜仙の滝入口」があり、そこを右折、川沿いに山道を登っていくとその美しい姿を現します。

竜仙峡

阪急バス竜仙峡行きの終点で下車すると、車作大橋の上流・下流にかけて美しい渓谷がつづいています。この地は千古の流れがただよう安威川の秘境で、このあたり一帯を竜仙峡と呼びます。
夏はカジカが鳴き、ホタルが舞い、美しい流れには若鮎が躍ります。山々が紅葉になる頃、アマゴなどが放流され、太公望達で賑わっています。

音羽川渓谷

音羽川渓谷

安威川にかかる車作大橋のすぐ上流から西側に分かれた支流が音羽川渓谷です。ひとたびこの渓谷に入ると静けさの中、ホトトギス・ウグイスの声を聞き、さわやかな風、若草の香りに心が洗われる思いがします。
この渓谷を遡ると、有名な権内水路に沿って山道を登り、水路の取水口に出会うことができます。

岩屋

岩屋

竜王山頂より、竜王山自然歩道を約1キロメートル下ると七不思議の一つ、行場岩屋に着きます。
高さ30メートル、竜王山随一の苔むす巨岩で中腹に大きな割れ目があり、鉄梯子と鎖をつたって胎内くぐりをすれば、岩屋の頂上に出ることができます。

銭原の棚田

銭原の棚田

見山は気候風土に恵まれ、農業が発達した地域です。
急な斜面を一鍬一鍬耕し、野づら石を積み重ねて水を引き作り上げられた棚田の美しさは、日本の農耕文化そのものです。
ほ場整備の進んだ見山の中でも、銭原には美しい棚田が残されています。
春はタンポポ、夏は稲の緑、秋は稲の黄金色と真っ赤なヒガンバナ、冬は雪をのせて四季にわたって美しい地域です。

多留見峠

多留見峠

上音羽と泉原をつなぐ中里・深谷林道の頂上にあり、標高約600メートルの眺望に優れた峠です。
竜王山や幾重にも重なった山々の向こうに京都の愛宕山を望むことができます。
夏、緑の涼風を体いっぱいにうけながら眺める山々は実にすばらしいものです。

桜の苑

桜の苑

上音羽にある「桜の苑」には、ソメイヨシノを中心に約500本の桜が植えられています。                                開苑期間:毎年4月上旬~4月下旬

※現在、桜の木が、てんぐ巣病にかかり療養中です。若い桜の木も植えています。元の景観に戻るのに数年かかります。上記期間は入苑できますが、見応えに欠けるかも知れません。ご了承ください。

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茨木市 産業環境部 農林課
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