空家活用提案事業

更新日:2023年11月14日

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事業概要

提案事業イメージ 空家のままにしておかず、利活用により空家の状態を解消することも空家対策の大切な取り組みになります。茨木市では、空家の利活用の促進に向けて、令和元年度から令和3年度に空家活用提案事業として「地域の課題解決や魅力向上につながる事業」、「地域に開かれた事業」の提案募集を行い、4件の事業を採択しました。これらの事業について、茨木市が経費の一部を補助することにより空家の改修工事等が実施され、新たな利活用が行われています。

採択された事業

令和元年度
令和2年度
令和3年度

空家所有者の皆さまへ

使用予定がなく、使い道に困っている空家はありませんか?

空家は、住宅としてだけでなく、商業、交流、福祉、子育てなど様々な用途に活用できる可能性があります。また、空家の利活用により、コミュニティづくりや子育て支援、生活サービスなど地域のニーズを満たすことにもつながり、管理不全となる前に利活用が行われることで、使用されていない空家が地域に貢献する空家に生まれ変わります。

空家を所有されている方におかれましては、空き家バンクへの物件登録を行ったり、不動産団体による利活用の提案を受けることもできますので、この機会に空家の有効活用について考えてみてはいかがでしょうか。

茨木市空き家バンク

茨木市空き家バンクは、空き家を売りたい方、貸したい方の物件情報や空き家を買いたい方、借りたい方の利用希望情報を登録していただき、市ホームページ等を通じてマッチングを図る制度です。

賃貸や売却の利活用をご希望の方は、ぜひ空き家バンクへの登録をお願いします。

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不動産団体による空家の利活用支援

茨木市では、民間の不動産団体と連携して、空家の利活用支援(売買、賃貸借、リフォーム、解体等の相談・提案等)を行っています。

「空家を何とかしたいけれど、どうすればいいか分からない」、「どこに・誰に相談したらいいの?」など、お困りの場合は、問題解決に向けて、相談に乗ってくれる不動産の専門家探しをお手伝いします。

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パン教室、パン作りを通して地域のコミュニティーをはかる

申 請 者

個人

場 所

本町

採択年度

令和元年度

補助金額

200万円

提案概要

本町の商店街沿いの空き店舗の2階を改修。家庭でもできるパン教室を展開することにより、1階のカフェに来られる主婦層だけでなく、あまり馴染みのないシニアの方など、多くの年代の方の情報交換の場、地域のコミュニティスペースになることをめざす。

事業実績

(令和5年8月時点)

  • 長期化するコロナ禍で、不特定多数が集まる形態が難しくなり、パン教室としての継続を断念。多様な業種が利用できるレンタルスペースとしたり、様々な作家の作品を取り扱う雑貨店として運用するなど、地域のコミュニティスペースとなる事業を試行しました。
  • 現在は「レンタルスペースcotoha」として、音楽イベントやケータリングパーティなど、地域住民が集って多用途で活動できる場所を提供しています。また、スペースの一部に、ケーキ工房・テイクアウト専門店「毎日、おやつu」が常設で入っています。
  • 2階の常設4店舗が連携し、モノづくり集合体「furoshiki」として活動。「レンタルスペースcotoha」にてフリーマーケットを他店舗と合同開催し、地域コミュニティの活性化を図っています。
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レンタルスペースcotoha

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フリーマーケット

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ケーキ工房・テイクアウト専門店

毎日、おやつu

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毎日、おやつuのお菓子

支えあいの地域社会を取戻す 新しい形の「学童保育とシニアの生きがい創出」事業

申 請 者

探究学修型 民間学童保育 おうち学童

場 所

下中条町

採択年度

令和2年度

補助金額

125万円

提案概要

下中条町の戸建住宅を学童保育室として活用。日中の空き時間は、シニアの憩いの場としての利用や、シニア向け講座の受講で得たことをシニアがこどもたちに教えるなど、 シニアの生きがいや多世代の交流も創出する。

事業実績

(令和5年8月時点)

  • 令和3年4月より民間学童保育室「茨木市体験型民間学童保育 おうち学童」を開室。コロナ禍の中、小学校の休校期間中も含めて開室を継続し、働く保護者のセーフティーネットとして機能し続けました。
  • 小学1年生から6年生までを対象に、放課後から19時まで(延長預かりは21時まで)開室し、こどもたちを預かっています。
  • アート(臨床美術等)、手作りクッキング、運動(ダブルダッチ等)、アウトドア体験(キャンプ、アスレチック、野外炊飯等)など、多様なカリキュラムをスタッフと外部講師が、それぞれの得意なことや好きなことを活かしてこどもたちに教えることで、こどもたちが様々なことに興味を持って経験する場となっています。
  • シニア向けの憩いの場としての利用、シニア向け講座開催等への活用については、コロナ渦に配慮し自粛中。時期を見て開始予定です。
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おうち学童 外観

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ダイニングキッチン

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こどもたちが過ごす部屋(2階)

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こどもたちの様子(協力ゲーム)

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こどもたちの様子(宿題)

地域住民とDIYでつくるイバラキアキヤネット(空き家活用促進プラットホーム)

申 請 者

Locaco Project

場 所

上穂積二丁目

採択年度

令和2年度

補助金額

125万円

提案概要

上穂積二丁目にある門長屋を参加型のDIYで改修し、改修過程から空家活用に興味を持ってもらう。改修後の建物では、 様々な世代を対象とした「集いの場」としての利用のほか、空家に関するイベント・セミナー等の開催により、将来的には茨木市内の空家活用のプラットホームをめざす。

事業実績

(令和5年8月時点)

  • 建築士、工務店、司法書士、税理士、銀行、宅建業者・市民が参加するプラットホーム(仕組みづくり)を立ち上げ、「いばらき住まいづくり協議会」として運営を開始。
  • 令和5年8月に、おうちを建てる際に出る端材を使ってオリジナルの木琴を作る親子向けのワークショップを開催しています。
  • 今後も空家に関連する様々なセミナーやワークショップを開催し、この場所から空家の流通促進、活用促進に関する情報を発信する予定です。また、空家という枠を超えて、住まい(中古住宅・古民家など)に関連した情報発信の場として活動を広げていく予定です。
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土間 親子向けワークショップ

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親子向けワークショップ

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板間

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天井梁

憩いの家 和和和(いとより)

申 請 者

個人

場 所

北春日丘二丁目

採択年度

令和3年度

補助金額

200万円

提案概要

北春日丘二丁目の戸建住宅の屋根を改修し、地域の憩いの場として活用。提案の約1年半前までは週1回高齢者向けの場として使用していたが、コロナ禍で中止。改修後は週3日オープンし、高齢者をはじめ、老若男女問わずだれでも気軽に立ち寄り、人とふれあい、会話等を楽しめる憩いの場づくりをめざす。

事業実績

(令和5年8月時点)

  • 令和4年6月より「憩いの家・和和和(いとより)」を再オープン。週3日、憩いの場として地域に開放しています。
  • 週3日ともにだれでも利用できますが、うち週1日は主に高齢者向けとしています。コーヒー等の飲み物を100円で提供しています。
  • 過去に利用されたことがある方だけではなく、老若男女問わず幅広い年代の方が利用しています。
  • 1人暮らしの方が訪れて他の方と会話を楽しんだり、松沢池の畔(ほとり)の散歩途中で訪れてほっと一息ついたり、お友達と誘い合って訪れて談笑したり、地域の方々のコミュニティスペースになっています。
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憩いの家 和和和(いとより)

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窓辺のテーブル席

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お座敷

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カウンター、テーブル席

この記事に関するお問い合わせ先

茨木市 都市整備部 居住政策
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号 茨木市役所南館5階
電話:072-655-2755
E-mail kyojyu@city.ibaraki.lg.jp
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