広報いばらき

特集 子どもたちにワクワクを!地域みんなを笑顔にする“まちごと子育て”

市民主体の取組が活発な茨木ですが、それは子育てサポートにもいえること。
がんばる親子をあたたかく支えるたくさんの団体や人たちの一例を紹介します。
問合先 子育て支援課 電話620-1633

「まちのみんなで」が子育て支援の合言葉!

 子どもたちが元気だと、まちは明るくなるもの。小さな子どもがいる家庭に限らず、子育てがひと段落した人たちやさまざまなライフスタイルの人たち、学生や高齢者など、幅広い世代が子どもたちとふれあえる地域は、いきいきと輝いています。
 茨木は、子育てを支える活動が盛んなまち。市が力を入れているのはもちろん、さまざまなグループやボランティアたちが積極的に動き、場をつくりながらまち全体で子育て支援に取り組んでいます。
 今年11月にオープン予定の複合施設「おにクル」でも、子育て支援のサポートがパワーアップして提供される予定。子どもたちと楽しめる居場所もいっそう増えることになります。地域一体となってやさしく見守っている、まちぐるみでの子育て。親子はもちろん、見守るみんなも笑顔になれる場は、参加したい!という人たちをいつでも歓迎してくれます。

自分たちが楽しむ音楽で子どもも大人も笑顔に!

ohana(オハナ)

 約5年前、茨木に住む3人の子育てママが結成した音楽グループ、ohana。子ども向けの音楽をメインに、老若男女が楽しめるファミリーコンサートを随時開催しています。「子どもたちに楽しんでもらえたらと始めた活動ですが、涙を流して感動してくれる親御さんもいてうれしい」という國澤さんに続き、「コロナ禍で生まれたお子さんに、初めて生の音楽を聴かせられたというお声もあり、大きなやりがいに」と阪脇さん。正木さんも、「子連れだからコンサートは気が引けるという親御さん自身が癒されるコンサートをもっと開いていきたい」と語ります。根底にあるのは、自分たちが音楽を楽しみたいという思い。その喜びが、笑顔の連鎖につながっているのでしょう。
ohanaの詳細は「ohana」ホームページで。

ママやパパにとっての癒しの時間にもしてほしい!

小さなお子さん連れでも気兼ねなく、親御さん自身に楽しんでいただけるようなコンサートをお届けすることが目標です。危なくないように見守っていてもらえれば、お子さんが騒いでも走り回っても大丈夫です。ぜひ遊びに来てくださいね!

悩みを解決して親子そろっての成長を

アンファン広場

 アンファン広場は、17年前に活動を始めた育児サークルです。アル・プラザ茨木やイオンモール茨木などで月4回ほど、子育てをがんばる親のニーズに合った遊び、スキルアップの機会を提供。親子で楽しめるイベントは周囲とつながるきっかけに。参加者の話を聞き、茨木の子育て情報や相談機関の紹介なども行っています。代表の田中さんは元教師。自身の子どもが不登校になりそうと感じて退職したところ、家庭で子どもと向き合い続けることがいかに大変かを痛感したと振り返ります。「仲間ができてストレスを発散できる場があればと思っていました。一息ついて、子育ての楽しさを感じたり、子どもと向き合い親としての成長につながったりしてくれたらうれしいです」。
アンファン広場の詳細はインスタグラムで。

どこへ相談に行っていいかわからない方の窓口にも!

1人で子育てしていると、周囲とのつながり方もわからなくなってしまうもの。買い物ついでに立ち寄って、心配ごとや誰にも言えなかったお悩み、ささいなことなど、気軽に話してくださいね。リピーターでも楽しめるよう、毎回違うテーマで開催しています!

未就園児の親子に安全な遊び場を提供したい

地域子育て支援センター ほわわ

 「ほわわ」は未就園児とその保護者をサポートする、地域子育て支援センター(市内5カ所)の一つ。認定こども園「たんぽぽ学園」に併設される形で、20年前に開設されました。平日には同園の園庭と、支援センターの部屋(感染予防のため予約制)を開放。遊び場の提供に加え、育児の悩み相談にも対応しています。「親子で楽しめる企画を近くの公園で行う『にこにこ広場』は予約不要で、『ほわわ』を知っていただくきっかけにも」と、保育教諭の平野さん。コロナ禍になってからは在宅の支援も強化。ベビーマッサージなどもオンラインで催し、自宅からも参加できるように。子どもの成長につながる多彩なイベントも無料で開催。親子で友だちの輪を広げられる機会にもなっています。
地域子育て支援センターの詳細は市ホームページで。

子育ての悩みを共有できる場、くつろぎの場としても活用を

今の未就園児はコロナ禍生まれ。思うようにコミュニケーションもとれず、不安を抱えておられる方も少なくないでしょう。悩みを共有できる友だちもできますので、ぜひくつろぎに来てください。電話やメールでのご相談も歓迎です!

「ほわわのBabyマッサージ」参加者募集

2月15日(水曜日)10時〜11時、オンラインで開催!
受付は2月12日(日曜日)まで
詳細はホームぺージ参照。
申し込みは申込フォームで。

ほかにもこんな活動が!

つどいの広場

子育てや育児についてなんでも語り合える場!

 乳幼児をもつ子育て中の保護者が気軽に集える場所です。うちとけた雰囲気のなか、子育てや育児についてじっくり語り合えます。市内20カ所で開かれていて、気ままに訪ねられます(事前予約制のところもあり)。なかにはイベントや、就学前児童の一時預かり保育を実施しているところも。詳しくは市ホームページで。

ファミリー・サポート・センター

互いに助け合いながら仕事と家庭の両立を応援!

 育児のサポートを受けたい生後3か月から小学6年生までの子どもの保護者と、サポートをしたい人、どちらもしたい人による有償ボランティア(昨年末時点で471人)の会員組織。習い事や産前産後の幼稚園・保育所への送迎、小学校の開始前や放課後等の預かりなど、「誰かの手を借りたい」というときなどに、可能な会員が対応してくれます。詳しくは市ホームページで。
※説明・登録会は「パパママクラブ」ページ参照

さらに子育てしやすいまちへ!「おにクル」でパワーアップ
ネウボラ+(プラス)(こども支援センター)

11月開館予定の新施設「おにクル」に設けられる「こども支援センター」では、「妊娠・出産・子育て」に関する相談窓口をワンストップで提供。
施設内の各機能と連携した「ネウボラ+(プラス)」として展開していきます。

ここが+(プラス)

1 遊びに来たついでに悩みを相談できる

ここが+(プラス)

2 妊娠・出産・子育てワンストップで支援!

ここが+(プラス)

3 「おにクル」内の機能と連携してバックアップ!

楽しく集える場所で妊娠・出産・子育てまで切れ目のないサポートを!

 フィンランド語で「アドバイスを受ける場所」を意味する「ネウボラ」。子どもとその家族を支援する北欧の公的施設のことで、妊娠から子どもの就学まで、母子の病気の予防と心身の健康促進を目的としています。茨木でもこのスタイルを参考に、切れ目のない支援を強化。情報連携はしているものの受付窓口が違うという課題を、おにクル誕生を機に解決。「こども健康センター」と「子育て支援総合センター」が同じ場所となり、母子健康手帳の交付や乳幼児健診、子育て相談、一時預かり保育など「こども支援センター」で切れ目のないサポートを行います。また、図書館や市民活動センターも入るおにクルだからこそ、各機能と連携し、プラスアルファのサービスを展開していきます。子育て支援の詳細は市ホームページで。

子育てに関するこんなサポートサービスが!

屋内こども広場

雨の日でも利用できる広場がおにクルの1階にオープン。木の香りに包まれた“まちなかの森”のような空間で、創る・触れる・感じるなど、さまざまな体験から子どもの豊かな感性を育みます。

一時預かり保育

保護者の病気や冠婚葬祭などで、自宅での保育が一時的に難しくなった子どもを預かるサポートを、おにクル内でも実施。美容室へ行ったり一息入れたりしたいときにも利用可能です。

産前・産後ホームヘルパー派遣

産前・産後の体調不良などで家事や育児に困っている人のもとへ、訪問介護事業所からホームヘルパーを派遣。日中に家族などからの援助が受けられない家庭を対象としたサービスです。

参加者募集 ~「おにクル」開館プレ事業~

「おにクル」は、施設に入るさまざまな機能を掛け合わせながら人や活動を育み、新たな場を生み出すことをめざしています。
昨年からは、開館に向けて、「つむぐ。おる。」をコンセプトにしたプレ事業を開催。
子育て世代にぴったりのイベントもあるのでぜひご参加ください。

避難訓練ファミリーコンサート~文化×子育て×防災~

親子で楽しめる演奏会とホールから外への避難訓練を行います。
詳細や申し込みは市ホームページを。

開催日:2月26日(日曜日)
場 所:ローズWAMワムホール
定 員:先着20組
※2月1日(水曜日)から受付

子育て×市民活動センターコラボイベント

おにクルでも行われそうな子育て関係の楽しいイベントを3月に実施予定。
ご期待ください!

つむぐ。おる。

開館プレ事業のコンセプト「つむぐ。おる。」は、おにクルに関わる人や活動などを「糸」に、糸同士の掛け合わせ、連携により生み出されるものを「テキスタイル(織物)」に例えて表現したもの。開館後に実施されそうなおにクルらしい企画を展開している。

これまでの子育て応援開館プレ事業

こどもBOOKCLE

子育て支援総合センター 柿本真也
読まなくなった絵本を譲り、読みたい絵本をもらう交換会を庄栄図書館で行いました。期間中は子育て相談会も実施。気軽に相談できると大変好評で、図書館と子育て機能が一つの建物に入るおにクルへの期待感の高まりを感じました。

読んで作って絵本クッキング

子育ち食育実行委員会 氏家(うじいえ)直子さん
絵本を読み聞かせ、出てくるお菓子を実際につくって試食しました。調理後に再び読み聞かせたところ、より興味津々で聞いてくれ、絵本と食育の相乗効果を実感しました。おにクルでも食の楽しさや大切さを伝えていきたいです。

今後もさまざまなプレ事業や参加型の寄附プロジェクトを予定。
ぜひホームページでチェックを!

「おにクル」でさらに楽しく!子どもがワクワクできるプラネタリウムや図書館に

 市内の各図書館では、ボランティアが絵本などの読み聞かせを行う「おはなし会」を随時開催しています。また、合同庁舎にある天文観覧室プラネタリウムでは、「幼児のためのプラネタリウム」も実施中。これらの子ども向けイベントは、おにクルに入る図書館やプラネタリウムにもパワーアップして引き継がれる予定です。