広報いばらき

特集 次なる茨木へ。もっと

「住みやすいまち」となるために、かねてから市民の皆さまと一緒にまちづくりを進めてきた茨木市。コロナ禍で社会や経済への影響が長引く中にあっても、「次なる茨木へ。」というブランドメッセージを合言葉に、さまざまな取組みが進んでいます。

問合先 まち魅力発信課 ☎620-1602

有名企業や大学も続々
成長し続ける茨木のまち

 大阪に近くて便利、緑も多くて住みやすい。そんな茨木市は昭和23年に誕生しました。歴史とともに歩んできた老舗など地元の商工業に、製造業を中心に誘致した大手企業が加わり、まちは発展。近年は、大規模工場跡に大学や商業施設などが次々と誕生しています。
 こうした動きはさらに加速しそうです。追手門学院大学は今年、法学部を新設。立命館大学は来年4月、茨木のキャンパスに映像学部と情報理工学部を移転することで学生数が1万人規模に。イオンは中津町、松ケ本町に続き、一昨年は太田地区にショッピングセンターをオープン。ヤマトグループの総合物流拠点などもでき、学生や働く人たちがまちに新たな活気を与えています。人口も増加中。さらに住みやすく、豊かさと幸せを実感できるまちへ。茨木は今後も歩んでいきます。

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もっと、住みよいまちに

住んでよかった! と思ってもらえるまちを茨木市はめざしてきました。
今も暮らしをさらに便利で快適に、また暮らしの“質”をさらに高める開発や整備がさまざまなエリアで進行中です。

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住むにも働くにも人気の彩都
市南部にも注目!

 丘陵地の彩都は、人気の住宅地となった西部地区からまちびらきされ、先進的なライフサイエンス企業も数多く進出、新たな研究開発拠点となっています。茨木摂津線と接続した中部地区や、新名神が開通し、茨木千提寺ICから直結する道路ができた東部地区は産業拠点として注目を集め、ユニクロや資生堂などもやってきました。
 市南部の南目垣・東野々宮地区にも、新たな魅力スポット「イコクルいばらき」が。ホームセンター、家電量販店などができる予定で、おうち時間を充実させるショッピングやイベントなどが楽しめそうです。
 開発に伴って、新しい道路も少しずつでき、お出かけにも便利に。渋滞が起こりやすい中心部でも道路の整備が進んでいます。

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訪れるだけで楽しめる
ここちいい空間が誕生間近!

 中心市街地でも、さまざまなワクワクする変化が起こっています。今年11月に誕生する複合施設「おにクル」。IBALAB(イバラボ)@広場では、年間200を超えるイベントが開催されています。元茨木川緑地では、より魅力的に「リ・デザイン」する計画が本格化。全長5キロメートルの自然空間は40年以上が経過。育ちすぎたり弱ったりしている樹々や桜を植え替え、爽やかで美しく、さらに楽しく過ごせる空間となります。市中心部を東西に貫く中央通りや東西通りも、ここちいい空間の延長となるような取組みを進めています。
 市北部の入り口にある安威川ダムの周辺には、日本一の長さの人道吊り橋や、湖面の眺望を生かしたBBQ施設などが令和6年中にオープン予定。話題の観光スポットになること間違いナシです。

緑が多くて穏やかなのがいいですね
アクセスが便利で住みやすい!

添田美幸さん

魅力的な場所が増えるのが楽しみです

朝倉三恵さん
朝倉瑞稀さん

渋滞緩和はもちろん、人にも車にも安全に利用できる道路整備を進めます

道路課 松原峻司
自転車レーンもご利用ください

現在、市役所周辺の道や、JR総持寺駅と阪急総持寺駅をつなぐ道を拡幅しています。自転車レーンや歩道を確保し、利用者の安全性を高めていく予定です。渋滞緩和に向けても、府と情報共有しながら協議を進めています。これからも、皆さんの生活を支える道路整備に取り組んでいきます。

JR総持寺駅開業に続いて
JR、阪急の各駅前の再整備へ

周辺地域の交通アクセスを便利にしたJR総持寺駅。改札前の通路に展開されるアートプロジェクト「SOU」は、日常でアートが身近に親しめる、茨木らしい魅力スポットに。阪急の総持寺駅にも駅前広場の設置計画が。JR茨木駅と阪急茨木市駅の西口駅前でも、まちの玄関口としてふさわしい再整備を検討しています。

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もっと、安心して暮らせるまちに

茨木市では、子育てや教育環境の支援、子どもから高齢者まで誰もが必要とする医療や防犯、防災対策など、いざというときに安心できるまちづくりに力を入れてきました。

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幅広い支援・制度で子育て世代を応援!

 茨木では、保育施設の新設や建て替えなどによりこの7年間で定員を1,700人以上増やし、今後も拡大。年度始めの待機児童は3年連続ゼロ、施設によっては午前7時30分から午後9時まで利用できます。
 妊娠・出産から育児まで切れ目ない支援ができるよう、こども健康センターと子育て支援総合センターが連携。子どものけがや病気による通院や入院の医療費も、18歳まで所得制限なく助成しています。

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阪急茨木市駅前に救急病院開設に向け協議中!

 緊急入院や手術が必要な重症患者を24時間体制で受け入れ、小児救急機能も備える200床以上の二次救急告示病院の阪急茨木市駅前への誘致に、取り組んでいます。
 現在、事業者候補者となった大阪医科薬科大学と、令和11年度末までの開院に向けた協議を進めています。身近なクリニックと連携することで、地域医療がますます充実していきます。

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学びの場がどんどん快適に!災害時の避難所環境の向上にも

 茨木では、学校園と市教委が「一人も見捨てへん教育」の実現をめざし、テストの点数では測れない内面の力=非認知能力の向上をはじめ、さまざまな取組みを進めています。ICTを活用した教育現場のデジタル化も推進中。学ぶ環境は大切だから、公立幼稚園や小中学校の教室のエアコン設置率は100%。令和6年度中には小中学校全46校の体育館にも設置する予定です。トイレの洋式化も段階的に進めています。学校は災害時には避難所にもなる場所。学校施設の整備は、まちの防災力を高めることにもなります。
 中学校でも全員給食を令和7年から開始予定。栄養バランスのいい食事を提供しながら、給食が生きた教材となるような食育も進めていきます。

地元に大きな病院が増えるのはうれしいです

置田勝己さん

学校が快適になれば災害時でも安心です

加藤絵里さん

子育てしやすく住んでよかった!周りで戻ってくる人が多いです

木村香央里さん
木村央亮(おうすけ)さん

教育環境はいいし、中学校も給食になるのはうれしいですね

南島宏哉さん
南島菜々海さん
南島真紀子さん

防災や防犯対策を強化、安全・安心な生活環境を

一時避難地や広域避難地に指定されている14カ所の公園では、かまどになるベンチやマンホールトイレなどの防災機能を整備。公共施設の耐震化率は97%を超え、上下水道の管の耐震化率も全国平均を大きく上回っています。自然災害への備えとともに力を入れているのが、通学路などへの防犯カメラの設置で、今年度から新たに320台の防犯カメラを拡充し、計674台の運用を行っています。

中学生みんなにあったかい給食を食べてもらえるように

学務課 森本純也
給食でさまざまな食体験を

給食センターで作られた給食は、各中学校の配膳室に届けられ、生徒が食器に盛り付け配膳します。保温・保冷に優れた食缶で、料理ごとに適切な温度で提供します。アレルギー除去食は、専用調理室で調理し、専用容器で届けます。旬や手作り感を大切に、地産地消、行事食や郷土料理なども取り入れた魅力的な給食をめざします。