特集 ゆったり過ごして 心を軽やかに。
勉強、仕事、家事、育児……あわただしい毎日でも、心のゆとりは持っていたいもの。
日々の暮らしに、自分の心身をいたわる、やさしい時間の使い方を取り入れてみませんか。
問合先、中央図書館 電話627-4129
1 PEACEFUL TIME
朝活書写
ここちよい朝、お気に入りのフレーズを一つひとつていねいに書き写す。漢字やひらがなのバランスって案外難しい。美しく書けた日は、なんだか一日がうまくいく気がしてくる。
2 PEACEFUL TIME
ランチ
忙しい日は、食事をおろそかにしてしまいがち。今日はスマホをオフにして、ひとくちずつ、味わってみよう。一つひとつの素材の滋味がじんわり身に染みる。
毎日のランチのヒントに
『このレシピ リピ確定です』
ジョーさん。著(サンマーク出版)
3 PEACEFUL TIME
ブレイクタイム
飲み物とスイーツでほっとひと息。色、香り、味を楽しみながら友人とおしゃべりすれば、悩んでいたこともリセットされて、気持ちが軽やかに。
4 PEACEFUL TIME
ヨガ
身体をほぐせば心もほぐれる。仕事や家事が落ち着いたら、動画を見ながらヨガ。呼吸と、身体が伸びる感覚に意識を集中させて、心を休める。
ヨガにチャレンジするなら
『ネガティブ感情1分流し 脱力ヨガ』
谷戸康洋 著(学研プラス)
5 PEACEFUL TIME
読書
お気に入りの香りを楽しみながら、今日の気分にあわせて本をセレクト。寝る前のひととき、静かな部屋で物語の世界にトリップしてみる。
今日はゆったり、読書する?
本と過ごすひとときもやさしい時間の使い方のひとつ。
おうちでも、 外出先でも心豊かな時間をつくりたい。
だったらぜひ、「読書」を楽しんでみては。
すてきな本との出会いはちょっとした時間でも
物語の世界に連れ出して心を解き放ってくれるはず。
生活を彩ってくれる日々の読書
本の世界に入り込めば、ストレスも吹き飛んで、満ち足りた気分になれる。そんな読書の魅力は、すてきな本に出会った経験がある人ならよく知っているはず。「こんな考え方もあるんだ」「こんなことあるの!?」など、新たな発見があったり、人の気持ちを理解するきっかけになったり。さらにはボキャブラリーが増え、自分の気持ちを表現するヒントが見つかることも。本から受ける刺激は、わたしたちの毎日の生活に彩りを与えてくれます。
でも、なかなか忙しくて本を読む時間がつくれない……。そんな人も、大丈夫。まとまった時間がなくても移動時間やランチタイム、眠る前など、すきま時間でも十分、本に親しめます。
さあ、まずは書店や図書館で気になった本を手にとってみることから始めてみてはいかが?
電子書籍を活用すれば出先でも手軽に読書
外出時のすきま時間で読書をしたいけど、本を持ち歩くと荷物になってしまう……。持ってきた本が、その日の気分と違っていた……。そんな経験がある人は、スマホやタブレットなどで読める「電子書籍」がおすすめです。
読み上げ機能があれば、聞き流しも可能。音楽を聴くように、耳で読書を楽しめます。
本を読み終えたら自分の心と向き合って
じっくり読書を楽しんだら、お気に入りのノートや手帳に読書記録をつけてみて。タイトルや著者名、出版社名などの基本情報に加え、読もうと思ったきっかけや心に響いたフレーズ、感想などをまとめます。
書くのは苦手だという人には読書記録アプリもおすすめ。心の動きと向き合うことで、自分の意外な一面を知ることができるかもしれません。
本のプロがセレクト!
あなたに読んで欲しい、おすすめ本
明るい気持ちになりたいとき、疲れたとき、行き詰まったとき。
日々の生活のそばに置いておきたい、おすすめの本を、本好きの図書館司書がご紹介します!
なにかにドキドキ、ワクワクしたいときに
中央図書館 上田 希
『ことばにできない宇宙のふしぎ』
エラ・フランシス・サンダース 著 前田まゆみ 訳(創元社)
大きな謎や不思議が私たちの身近にあることを教えてくれる本。月はなぜそこにあるのか?時間とは何か?など、かわいいイラストを交えた解説で、気になるところからパラパラ読み始められます。
ハラハラする展開を絵本で楽しみたいときに
中条図書館 白坂千里
『ちがうねん』
ジョン・クラッセン 著 長谷川義史 訳(クレヨンハウス)
この絵本は、ジョン・クラッセンの「ぼうし」シリーズの一つ。関西弁で翻訳されて登場する動物に愛着がわきます。ゆっくり読書をする時間がない忙しい方には、絵本もおすすめです。
やさしく、ほっこりした気分でいたいときに
中央図書館 大國すみれ
『トリツカレ男』
いしいしんじ 著(新潮社)
なにかに夢中になると一筋にのめり込んでしまう主人公が、寒い国からやってきた無口な女の子に恋をする、心が温かくなる物語。短い物語なので、読書が苦手な方も無理なく読めますよ。
茨木ゆかりの作家作品をじっくり読んでみたいときに
中央図書館 川嶋智子
『螢川・泥の河』
宮本輝 著(新潮社)
茨木にゆかりがある作家・宮本輝の代表作。『螢川』は芥川賞を、『泥の河』は太宰治賞を受賞しています。別の作品になりますが、『青が散る』は追手門学院大学が舞台と言われています。
モヤモヤを明るく笑い飛ばしたいときに
庄栄図書館 広沢由美子
『もうぬげない』
ヨシタケシンスケ 著(ブロンズ新社)
表紙を見ただけで、じわじわ笑いが込み上げてきませんか?服がぬげなくたって、なんとかなる。ユーモアたっぷりの絵本なので、大人から子どもまで読んでほしい作品です。
ファンタジーにどっぷり浸かりたいときに
水尾図書館 宮井君江
『デルフィニア戦記』シリーズ
茅田砂胡 著(中央公論新社)
デルフィニアという国の人々を描く長編異世界ファンタジー。美少女が命を狙われて流浪する男を助けるところから物語は始まります。1巻がおもしろかったなら、続きはあっという間に読めるはず。
茨木市立図書館は市内に5館、8分室あります。
※茨木市立図書館の利用登録済みの方は、サイトより本の事前予約も可能です
図書館にはこんな便利なサービスが!
レファレンスサービス
「この本を探してほしい」「調べたいことがあるけど、調べ方がわからない……」など、調べものの手伝いをしてもらえるサービス。心を軽やかにする本についても、ぜひお尋ねを。「初心者におすすめのヨガの本は?」「季節の料理本は?」なんて、ちょっとした質問もOKです。
いばらき市電子図書館(電子書籍貸出サービス)
茨木の図書館では電子書籍も取り扱い、若者向けの書籍やビジネス書などが充実しています。インターネットに接続できれば、その場で本を借りられ、期限がきたら自動的に返却されるしくみ。手軽に利用できます。
※サービス利用のためには市立図書館の利用登録が必要です
フライヤーサービス
1冊10分程度で読めるビジネス書の要約サービス「フライヤー(flier)」を、大阪府内の公立図書館では唯一、茨木の中央図書館が導入。自分の端末から中央図書館のWi-Fiに接続すれば、館内で要約全文が読めます!
※中央図書館のWi-Fiからアクセスした場合のみ、要約全文を読むことができます