広報いばらき

消費生活だより

問合先、消費生活センター 電話624-1999(午前9時~午後4時30分、第2土曜日・第4土曜日=午前9時~正午)

新型コロナウイルス関連の相談が多数

 昨年度、同センターで受けた相談件数は2,694件で、新型コロナウイルスの影響でさまざまな相談が増えたことにより、一昨年度に比べて約283件増加しました。例えば、注文したマスクが届かない、覚えのないマスクが届いた、結婚式の中止で高額なキャンセル料を請求されたなどです。また、コロナ禍での収入減少やステイホームでネットを使う機会が増え、悪質な投資や出会い系サイトに多額の課金をしてしまったという相談も増えました。
 その他、格安で1回限りと思い注文した商品が定期購入契約になっていた、水道工事を頼んだら高額な費用になったなどの相談も多く、契約時にインターネットが関わっている相談が全体の約3分の1を占めています。

昨年度に消費生活センターで受けた主な相談内容と件数

副業サイトのトラブル・宅配業者を装った偽SMSに気をつけて!

■事例1

コロナの影響でバイトがなくなり、収入を補うためスマホで副業を探した。上位に表示される業者に登録すると「話し相手になれば毎月30万円支払う」というメールが届いた。情報をやり取りするために30万円以上を電子マネーで支払ったが、手続き費用ばかり次々と請求されお金ももらえない。詐欺だと思うので、返金してほしい。

■回答

話し相手になるだけで高額な報酬がもらえるなどのうまい話は絶対にありません。報酬がもらえると信じ次々課金すると、それを取り戻そうとして後に引けなくなります。同様に、アフィリエイト(成果報酬型広告)や転売等によるもうけ話の情報を高額販売するサイトもあります。ネット上のうまい話には十分注意してください。

■事例2

スマホに、宅配業者から「荷物を配達しましたが、ご不在のため持ち帰りました。ご確認ください」というショートメッセージ(SMS)が届いた。書かれていたURLをタップした際は何も表示されなかったが、後日、自分のスマホから大量のショートメッセージが送信されていることがわかった。

■回答

宅配業者の不在通知を装ったSMSの被害が多発しています。以前はURLから不正なアプリをダウンロードさせられる被害がありましたが、最近はタップしただけで大量のSMSが他人に発信され、その料金を携帯会社から請求されるという被害が報告されています。不在通知がSMSで送られてくることはありませんので、注意してください。