特集
プチDIYではじめよう
しあわせ雑貨がある暮らし
コロナ禍でまだまだ外出しにくい状況が続いています。こんな時だからこそ自宅で過ごす時間を楽しくしてくれるプチDIYにトライしてみませんか。オシャレな雑貨が手軽に作れます。
問合先 政策企画課 電話.620‒1605
教えてくれる人
山下智子さん
木工雑貨クリエイター
「木工雑貨tonton」として、主婦の目線から収納や使いやすさに重きをおいた、生活に役立つ雑貨作りを行う。「リノベのいばらき DIY工房」の講師、手作りイベントなどでも活躍
初心者さんでもカンタンです!自分で作るって、とっても楽しいですよ
サイズもデザインも思いのままDIYが人気です
おうち時間が長くなるなか、人気を集めているのがDIYです。DIYというと、リフォームのようなイメージかもしれませんが、今の主流はだれでもカンタンにできるお手軽DIY。100円ショップなどで揃う材料を組み合わせたり、アレンジしたり。やり方次第で買うより安く、欲しくてもであえなかった雑貨や収納、インテリアを自分の好みに合わせて作れます。マスキングテープやリメイクシートを貼るだけでも、塗料の使い方で好みの風合いに工夫しても、作ったものは自分だけのオリジナル。作る楽しさ、そして自分で作ったお気に入りと暮らす楽しさに、はまってしまう人が多いのだとか。
新型コロナウイルス感染症の流行で改めて感じたおうち時間の大切さ。自分も暮らしもまるごと豊かにしてくれるプチDIYは、はじめやすいのも魅力です。
コロナ禍で増えたおうち時間を楽しむ方法などを市ホームページで紹介中!
DIY STEP‒1
あるとうれしいかわいい雑貨。
100均のものに手を加えるだけでできるものもたくさんあります。
※作業時間は塗装時間も含む
観葉植物と暮らす楽しさがアップ オリジナルペイントの植木鉢
1 鉢に好みの色の塗料を塗る。(2色に塗り分けたり、ステンシルをしたりしてもOK!)
〔作業時間の目安:約20分〕
素焼き鉢を選ぶと塗料がのりやすく乾きが早いのでおすすめ!
かわいさと実用性、どっちも満足 アンティークなプチライト
1 ペットボトルの飲み口をカッターやはさみで切り取る
2 じょうごと飲み口を塗装し、乾いたらボンドで飲み口を上にして接着する
3 電池式のペンダントLEDライト(電池式を選ぶ)のコードとチェーンを結び、2に通す
※上にコードや結び目が出ないように調整を
〔作業時間の目安:約60分〕
使わない時もちゃんとかわいい リメイクほうき&ちりとり
1 ほうきの柄に樹脂シートが貼られている場合は取り除く
2 ほうきの柄にワックスを塗る
3 余り布などをほうきの形よりひと回り大きなサイズにカットし、縫い合わせてカバーを作り、ステンシルをする
4 ちりとりに好みの転写シールを貼り付ける
〔作業時間の目安:約40分〕
スタンプやステンシルでアクセントを手軽に
好きな色で塗装し、文字や絵を描いたりステンシルをしたりして、裏面にフックを取り付けるとおしゃれなデザインボードに
カレンダーをかわいく飾るなら、横幅より少し広めの板材でホルダーを。塗装してステンシルをし、裏面にカレンダーを貼り付ければOK
好きな色を塗って乾いたら好みのスタンプでデザイン。裏面に両面テープなどでマグネットを接着すれば出来上がり。子どもと作っても楽しい!
ステンシルとは?
ステンシルとは型抜きで絵柄を写し取る方法のこと。好みのデザインが切り取られたステンシルシートに塗料をのせ、乾いたらはずすだけ
DIY STEP‒2
釘打ちできなくても大丈夫。ビス(ネジ)留めができれば作れるものの幅もぐんと広がります。
ビスを打つ場所にはキリや専用グッズなどで下穴を開けておくのがおすすめ
下穴があれば、まっすぐ入って木材が割れる心配もなし
リビングやキッチンの見せる収納に ちょこっとすのこラック
用意するもの
すのこ【A】(450ミリメートル×200ミリメートル) 2枚
すのこ【B】(400ミリメートル×250ミリメートル) 2枚
コルクボード 3枚
ビス(25ミリメートル) 20本
塗料 好みのもの
すのこ全面とコルクボードの枠は好きな色で塗装する
作り方の流れ
1 すのこ【A】にコルクボードを載せ、2箇所ビス留めをする
2 2枚目のすのこ【A】も同様にし、残りのコルクボードを下から順に取り付ける
3 2に背板となるすのこ【B】を、ビス4本で取り付ける
4 2枚目のすのこ【B】も同様にビス留めをする
〔作業時間の目安:約90分〕
やってみました!
DIYに興味はあったのですが、「自分にもできる!」とわかっていろいろ挑戦したくなりました。ものづくりは暮らしを楽しくしてくれますね。
小室陽子さん
知っておくと便利な塗料と木材
木材は厚めを選ぶとビスが打ちやすく、木材が割れにくいので失敗しにくい。初心者なら15ミリメートル〜20ミリメートル程度の厚みの木材がおすすめ
木材はやすりをかけてから塗料を塗るときれいな仕上がりに。紙やすりよりも布やすりの方が耐久性がある
室内で使うものには水性塗料を。使った刷毛を水で手入れできて扱いが簡単。乾くと油性のような耐水性が出る
DIYの定番木材
1×4(ワン バイ フォー)材を使って作ってみよう!
木材はお店で作りたい長さにカットしてもらえます
1×4材(19ミリメートル×89ミリメートル×長さ1820ミリメートル)はホームセンターなどで購入可能。1本をカットサービスで下記のサイズにカットしてもらう
■ 1×4材木取図
フック 680ミリメートル
シェルフ 【A】 300ミリメートル
シェルフ 【A】 300ミリメートル
シェルフ 【B】 280ミリメートル
シェルフ 【C】 242ミリメートル
お出かけアイテムのちょい掛けに アンティーク調の壁掛けフック
用意するもの
1×4材(680ミリメートル) 1枚
フック 4個〜5個程度
塗料 好みのもの
※木材は塗装しておく
作り方の流れ
1 板材の好みの場所にステンシルをする
2 表面にフックをバランスよく取り付ける
(作業時間の目安:約15分)
壁への取り付けは、三角吊カンを両端に取り付けたり、板材の上から壁に打ち込んだりなどの方法で。壁を傷つけたくない人は工具なしで取り付けられるDIYパーツの利用を
インテリアのデコレーションが楽しくなる ナチュラルウッドシェルフ
用意するもの
【A】 側面板:1×4材(300ミリメートル) 2枚
【B】 天板:1×4材(280ミリメートル) 1枚
【C】 中板:1×4材(242ミリメートル) 1枚
塗料 好みのもの
ビス(40ミリメートル) 8本
※木材はすべて塗装しておく
作り方の流れ
1 中板【C】の両側に側面板【A】を取り付ける。まず側面板1枚をビス2本で取り付ける
2 中板の反対側にも同様に、2枚目の側面板をビス2本で取り付ける
3 2に天板【B】をビス4本で取り付ける
〔作業時間の目安:約40分〕
1×6(ワンバイシックス)材で作る カフェ風なべ敷き
カットする木材を変えて
1×6材(19ミリメートル×140ミリメートル×1820ミリメートル)1本を長さ140ミリメートルの正方形でカットしてもらう(最大12枚(カットで削れる部分があるため)できる)
作り方の流れ
1 好きな色で塗装する
2 乾いたらステンシルをする。革紐などで取っ手をつけるとアクセントに
〔作業時間の目安:約10分〕
アンティーク調に仕上げたい!
好みの色を2色選び、ベースにしたい色をしっかり塗って乾かし、上から違う色をさっと塗ると自然なかすれや色落ち感が。2色ともしっかり塗ってやすりをかける方法も
道具も場所もない!誰かに教わりたい!
そんなときは駅近の
リノベーション&DIY工房「リノベのいばらき」へ
茨木阪急本通商店街にあるこの工房は、元こども服店の店舗を市民とリノベーションしたもの。「DIY(自分でやる)」と「リノベーション(手をくわえ価値を高める)」を切り口に、まちの活動拠点となっています。自分でなにか作りたい人は、ぜひ利用&相談を。講師に教わりながら気軽にDIYが楽しめます。
講師 上野 大さん
わからないことをわかるようにします
リノベのいばらき DIY工房
元町3‒39
電話:657‒7675
営業:水曜日・木曜日・土曜日・日曜日
午前10時〜午後4時
今年6月、全面リノベーションしてDIYの楽しさが伝わる空間にアップデート
リノベーションは、講師とスタッフがアイデアを出しながら、みんなで力を合わせて実施
「経験者に教わるのが一番の近道」と、DIYを楽しむ初心者グループも
講師がサポート
マンツーマン指導(有料)で初めての人でも安心
DIYキットも販売
キットやワークショップなら手ぶらで来ても大丈夫
作業台と工具が使える
利用は1時間330円。グループや家族も歓迎
開催予定のワークショップ
講師指導付き。エプロン持参か、汚れてもいい服装でどうぞ。
スマホホルダー付き小物入れ作り
9月23日(木曜日・祝日)午前10時〜正午
参加費:4,400円
定 員:先着8人
玄関をハロウィンムードにするA型看板作り
10月6日(水曜日)午前10時〜正午
参加費:3,850円
定 員:先着8人
その後もいろいろな
ワークショップを企画中。
詳しくはホームページをチェック!
月に数回ワークショップしています
自慢のDIY作品を大募集!
リノベのいばらき主催
第1回 DIYグランプリ
〜DIY でつながる“ここちいい”を広げよう〜
初心者部門、経験者部門など部門別に募集。
応募作品は特設ウェブページにギャラリーとして公開し、閲覧者による一般投票も行います。企業・団体による賞も。
〔応募受付〕12月15日まで
イベント等に参加する際は、検温や手指消毒、マスクの着用などをお願いします。
なお、イベント等は、新型コロナウイルス感染症の影響により変更・中止となる場合があります。
茨木のまちをDIY!?
作る楽しさを、まちづくりにも
自分たちで価値を高める─リノベのいばらきの考え方は、茨木がめざす「市民が主体となるまちづくり」のコンセプトでもあります。
市役所の向かいにある芝生広場、IBALAB@広場のベンチは、リノベのいばらきのワークショップで作られたもの
市北部では、豊かな森林の間伐材をいかすプロジェクトが進行中。見山の郷のデザイン屋台もその一環
茨木神社近くの商店街にある茨木本町センターは、空き店舗を活用したアートの展示やイベント、ワークショップなどの会場としてちょっと注目のスポットだったことも
みんなでつくった“DIY”がまちに増えています
作ることが好きな人が集まって、一緒になにかを作るともっと楽しい。まちで使われるものならちょっとうれしい。中心市街地で、茨木の北部で、さまざまな人が楽しみながら作ったDIYが、まちの新たな魅力をつくっています。作ったものは別の人に使われることでさらにその場の価値を高め、人と人、まちと人をつないでいきます。
まちの魅力をつくるのは暮らしを楽しむ一人ひとり
茨木の魅力は、実は、そこで暮らす一人ひとりがつくり上げています。ここちいい場にはここちいい人が集い、そこでの出会いはいつの間にか、まちを楽しく、暮らしを豊かにする活動に。そして、それぞれの活動が新たなここちいい場を生み、まちに広がっていきます。まちづくりとは、そんな共感を通じた関わりやつながりを楽しむ日常の延長。今後も市民会館跡地エリアなどで、DIYの出番は続きそうです。空き店舗を活用する動きもあります。参加したイベントがまちづくりだったということが増えてくるかもしれません。
秋は市民会館跡地エリアに注目!
「ひろばかいぎ」をIBALAB@広場で開催
「広場を育てる」ってどういうこと? 広場についてみんなで考える会議を、芝生でのんびり座りながら開催
「ファミリーコンサート」などさまざまなイベントを予定
IBALAB@広場では、秋もたくさんのイベントが開催される予定。ミニコンサートやマルシェなどステキなイベントもお気軽に
市民会館跡地エリアのさまざまな取組みやワークショップの詳細はこちら(https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/kikaku/shiminkaikanatochikatuyou/index.html)