特集3 令和2年度 当初予算が決まりました
令和2年度当初予算が3月市議会定例会で可決されました。市税収入を中心とする一般会計予算は936億5,000万円です。4月に市長選挙が予定されているため、骨格予算で編成しています。内訳は下記のとおりです。
なお、一般会計・特別会計・下水道等事業会計・水道事業会計を合わせた予算総額は、1,685億4,010万円(下記参照)です。
(※各項目、区分、令和2年度当初予算額、昨年度との比較 増減額、昨年度との比較 増減率の順で)
一般会計
936億5,000万円
16億円
1.7%
特別会計
558億8,648万円
12億9,178万円
2.4%
特別会計 財産区会計
50億3,143万円
6,124万円
1.2%
特別会計 国民健康保険事業会計
269億771万円
1億701万円
0.4%
特別会計 後期高齢者医療事業会計
43億4,169万円
3億611万円
7.6%
特別会計 介護保険事業会計
196億565万円
8億1,742万円
4.4%
下水道等事業会計
112億4,107万円
減額 3億8,920万円
減額 3.3%
水道事業会計
77億6,255万円
減額 5,115万円
減額 0.7%
総計
1,685億4,010万円
24億5,143万円
1.5%
骨格予算って?
財政情報発信キャラクター「いばら騎士」に聞いてみよう!
グリーン 「骨格予算」って、いつもの当初予算とは違うの?
レッド そのとおり。
骨格予算とは、選挙を今後に控えるにあたり、継続的な市民サービスの実施を基本に編成された予算のこと。骨格とは言え、これまでから取り組んできた保育環境の充実や安全・安心の対応に加え、福祉の充実や教育の推進、まちの活性化に向けた取組みなどの必要な予算はきちんと計上されているよ。
そして、骨格に肉付けする、いわゆる「肉付け予算」は、市長の方針に沿って6月補正予算で計上されるんだ。
当初予算(骨格予算)
6月補正予算(肉付け予算)
歳入 936億5,000万円
- 市税
- 470億5,000万円(50.2%)
- 国庫・府支出金
- 268億1,958万円(28.6%)
- 譲与税・交付金
- 70億2,700万円(7.5%)
- 市債(借金)
- 45億1,240万円(4.8%)
- 分担金・使用料
- 19億7,171万5千円(2.1%)
- 地方交付税
- 11億4,000万円(1.2%)
- 繰入金(基金の取崩し)
- 8億2,928万円(0.9%)
- その他 (諸収入等)
- 43億2万5千円(4.7%)
グリーン 歳入の半分は市民の皆さんや企業などからの税金(市税)でまかなわれているんだね
歳出 936億5,000万円
- 福祉・子育て支援等の充実
- 478億6,261万2千円(51.1%)
- 環境・保健衛生の向上
- 91億2,011万5千円(9.7%)
- 教育の推進・文化の振興
- 87億337万3千円(9.3%)
- 道路・公園等の整備
- 59億9,775万9千円(6.4%)
- 市債(借金)の返済
- 52億6,019万3千円(5.6%)
- 消防・救急業務
- 27億9,192万9千円(3.0%)
- 農林・商工業の振興
- 15億1,678万6千円(1.6%)
- その他
- 123億9,723万3千円(13.3%)
レッド 令和2年度の予算の主な事業は下に示すとおりだよ
市民会館跡地活用
市民会館跡地エリアにおける新施設・広場の整備
新たな人の流れやにぎわいの創出を図るため、本市の中心部である市民会館跡地エリアにホール、子育て支援拠点や図書館等が集約された複合施設の建設や広場整備を実施する。(5億7,100万円)(「まちの真ん中。市民会館が生まれ変わる。」ページ参照)
広場活用とマネジメント体制の検討社会実験の実施
「育てる広場」の実現に向けた基盤を作り上げていくため、広場活用の運営手法や利用のルール作りについて検討するワークショップを開催するほか、市民・事業者が実際に企画・運営を行う社会実験を実施する。(1,091万円)(「まちの真ん中。市民会館が生まれ変わる。」ページ参照)
待機児童対策
私立保育所等の建設補助
待機児童の解消と保育環境の充実を図るため、私立保育所、認定こども園の建て替え等に係る費用を補助する。(6億5,014万円)
教育環境の充実
茨木っ子キャリアパスポートの作成
失敗を乗り越える力や他者と協働する力等、テストでは測ることが困難な「非認知能力」を育成するため、活動記録の振り返りにより成長を確認するファイルを作成する。(665万円)
災害に強いまちづくり
災害情報伝達における自動情報配信サービスの導入
災害時の迅速な情報入手や避難行動につなげるため、インターネットを利用していない登録者への架電により、避難情報等を自動で配信するサービス等を導入する。(824万円)
洪水・内水ハザードマップの更新
国の淀川浸水想定区域図や府の安威川等浸水想定区域図・土砂災害警戒区域等の見直しを受けて、市域版のハザードマップを更新する。(3,728万円)
オリンピック・パラリンピック
東京2020オリンピックホストタウンの取組みの実施
ホストタウンとしてオリンピック・パラリンピックの機運の向上を図るため、ホッケーオーストラリア代表と水球イタリア代表の事前キャンプの実施にあたり、交流試合や歓迎セレモニー等を行う。(1,859万円)(「トピックス」ページ参照)
東京2020オリンピック・パラリンピック
パブリックビューイングの実施等
オリンピック・パラリンピックの機運の向上を図るため、本市ゆかりの選手の出場を懸垂幕や横断幕等の掲出により周知するとともに、出場試合のパブリックビューイングを実施する。(158万円)
※予算等の詳細は市ホームページをご覧ください。