広報いばらき

消費生活だより

費用の記載がない場合は参加無料。定員・申込などの記載がない場合は事前申込不要または当日直接会場へ。

問合先、消費生活センター 電話624-1999、午前9時〜午後4時30分

大阪北部地震や台風21号等に便乗したトラブルが増加

 昨年度、同センターに寄せられた相談件数は2,656件で、一昨年度に比べて約500件増加しました。インターネットに関する相談は、依然として高水準で、架空請求やワンクリック詐欺の相談は現在でも多くあります。また、昨年発生した大阪北部地震や台風21号等の災害に便乗した、住宅修理トラブルの相談が増加し、「訪問販売で次々と住宅修理の契約をした」「工事がずさん」「代金を支払ったのに業者が来ない」等の苦情が寄せられました。工事契約をするときは、一人で決めず、複数の見積もりをとって、必ず書面で契約しましょう。不安に思ったときは、トラブルになる前に早めに同センターに相談してください。

昨年度に消費生活センターで受けた主な相談内容と件数

1位 架空・ワンクリック請求 242件
工事・建築 241件

賃貸アパート 106件
インターネット接続回線(光ファイバー) 82件
携帯電話サービス 75件
生命保険・損害保険 73件
健康食品 69件
自動車 56件
化粧品 49件
金融商品 48件

「インターネット」・「住宅修理」関連のトラブルに注意!

事例1 パソコンでインターネットを使用していたら、突然大きな警告音が鳴り、画面にウイルス感染の表示が出た。表示されている電話番号に連絡すると、「ウイルスに感染している。サポート契約が必要」とカタコトの日本語で言われ、約10万円をカードで決済した。不審に思ったのでメールを送ったが返信がない。解約したい。

回答 警告画面が出ても、慌てて連絡したり、サポート契約をしないようにしましょう。「警告画面が消えない」等の対処法は、(独立行政法人)情報処理推進機構(IPA)のホームページをご覧ください。解約ができない等は早めに同センターに相談ください。

事例2 「保険で自宅を無料修理できる」「保険請求を代行する」と業者の訪問を受けたので、台風で壊れた屋根修理を依頼した。しかし保険会社へ工事業者の35万円の見積書を出して保険金を請求すると、20万円しか支払われなかった。「自己負担が15万円かかるなら工事はしない」と断るとキャンセル料を請求された。

回答 業者は「無料で修理」と勧誘しますが、「保険金が出なかった」「保険金相当額を前払いしたが着工されない」「解約すると言ったら高額な代行手数料を請求された」等のトラブルが生じています。自然災害で住宅が損害を受けたら、まずは保険会社に連絡し、保険金支払いの対象となるか等を確認し、自分で保険金請求をしましょう。