広報いばらき

市長あいさつ

安全・安心を実感できるまちづくりを土台に

茨木市長 福岡 洋一

 明けましておめでとうございます。

 皆さまにおかれましては、清々しい新年をお迎えのことと心からお喜び申しあげます。

 昨年、本市は、地震、大雨、暴風とさまざまな大きな災害に見舞われ、かつてない不安を抱える1年となりました。改めまして、被災された皆さまに心からお見舞い申しあげます。本市では、「大阪北部地震」の発生直後から、多くの皆さまのお力添えを賜りながら、市民の皆さまの安全確保と速やかな日常生活への回復に向けて、できうる限りの対応・支援に取り組んでまいりました。引き続き、スピード感を持って被害にあわれた方々への支援、災害対応の検証等を進めてまいります。

 一方、昨年は市制施行70周年を迎えた年でもありました。この節目の年に、「川端康成青春文学賞」の創設をはじめ、前田敦子さんや高良健吾さんなど著名な方々が出演され、川端文学をモチーフにした映画「葬式の名人」のオール茨木ロケが行われたほか、JR総持寺駅の開業、茨木松ケ本線の開通など、多くの皆さまのご参加・ご参画をいただきながら、「次なる茨木」に向けた新たなまちづくりを推進することができました。

 これまでから、社会実験に参加いただくなど皆さまと共に検討を重ねてまいりました「市民会館跡地エリア」については、年明けから元市民会館の解体工事に取りかかるとともに、名実ともに本市の象徴たる中心地となるよう取り組んでまいります。また、同じく最重要課題の一つ、待機児童問題についても引き続き入所児童の受入れ体制の拡充に努めるとともに、「ひとりも見捨てない全国トップレベルの教育」についてもさらに推進してまいります。

 本年も、市民の皆さまが安全・安心を実感できるまちづくりを土台に据えつつ、豊かさ・幸せを実感できるまちづくりに全力を傾注してまいりますので、変わらぬご指導とご協力をお願い申しあげまして、新年のごあいさつといたします。