広報いばらき

特集1 次なる茨木へ。
〜市制施行70周年記念式典を開催〜

 本市は、今年市制施行70周年を迎え、さまざまな記念イベントを行いました。その集大成として、11月3日に開催した、市制施行70周年記念式典。市政の発展に寄与された皆さまの表彰をはじめ、「次なる茨木へ。」向けた新たな門出となりました。問合先 まち魅力発信課 電話620-1602

式次第

式辞

 私たちのふるさと茨木は、戦後の復興、新しい日本の建設をめざす中、昭和23年1月1日に誕生しました。当時の人口は3万人余りでしたが、70年が経ち、今や28万2千人を超える豊かな教育文化都市へと発展を遂げました。

 しかし、その歩みは決して順調なものではなく、財政状況の悪化から、二度にわたり財政再建団体の指定を受けた時代がありました。人口が急増し、学校の建設に追われた時代もありました。そして70年目の今年、大規模な災害が連続して発生し、かつてない不安を抱えた年となりました。

 これまで先人の皆さまが苦境を乗り越えてきたことに思いを馳せれば、我々もこのたびの経験を糧として一層の飛躍をしていかなければならないと決意を新たにするところであります。

 日本社会が人口減少へ向かう今、地方自治体には、「地方創生」の名のもと、自らの判断と自らの責任によって、個性あるまちづくりが求められております。

 こうした中にあって、本市では、「川端康成青春文学賞」の創設など、市の歴史と文化を大切にしながら、「市民会館跡地エリア活用プロジェクト」など、新たなまちづくりに取り組んでおり、さらに市民の皆さまが豊かさや幸せを実感できるまち、「次なる茨木へ。」と歩みを進めてまいります。

 ここに、改めて本市の発展に心血を注いでこられた歴代市長をはじめ、市議会議員、関係各機関・団体の皆さま、また、市政に対しましてご指導とご鞭撻をいただきました国、府をはじめ、国会議員、府議会議員の皆さま、さらには、それぞれの立場から市政の推進に温かいお力添えをいただきました諸先輩、そして、多くの市民の皆さまに、心から敬意を表し、感謝を申しあげますとともに、皆々さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします。

茨木市長 福岡洋一