消費生活だより
費用の記載がない場合は参加無料。定員・申込などの記載がない場合は事前申込不要または当日直接会場へ。
問合先、消費生活センター 電話624-1999、午前9時〜午後4時30分
架空・ワンクリック請求が昨年度も相談件数1位
昨年度、同センターに寄せられた相談件数は2,144件で、一昨年度に比べて約130件減少しました。アダルトサイトのワンクリック詐欺や架空請求メールの相談は減少しましたが、10年以上前に流行した架空請求ハガキの詐欺の相談が一時的に増えました。多くが60歳以上の女性に送付されたことが特徴です。また、初回格安の健康食品等を頼んだところ、実際は複数回購入が条件の定期購入であったという相談も多数ありました。
【最近の傾向】
- 本市では、60歳以上の相談件数は927件で、全体の約4割を占めており、全国平均よりも高くなっています。
- 自宅でインターネット回線を利用したり、スマートフォンを利用したりする高齢者が増えていますが、使い方や契約内容が複雑なこと、販売時の説明不足等から、若い年代に比べトラブルになることが多くなっています。
昨年度に消費生活センターで受けた主な相談内容と件数
1位 架空・ワンクリック請求 285件
商品名の特定が難しい商品一般 76件
賃貸アパート 70件
インターネット接続回線(光ファイバー) 65件
修理サービス 37
ダウンロード版ソフトウェアやサイト等 32件
新聞 30件
フリーローン・サラ金 30件
テレビ放送サービス 28件
携帯電話サービス 28件
インターネット・情報通信関連のトラブルに注意!
架空請求・契約のトラブルでお困りのときは、同センターに相談してください。
事例1
スマートフォンに有料サイトの利用料を請求するメールが届いた。自分の住所・氏名・電話番号・機種名等が記載されている。利用料1万円を電子マネーで支払うようにと書かれているが、まったく身に覚えがない。
回答
これまではショートメール(SMS)等で個人を特定せず手当たり次第に送り付けていましたが、最近は住所や名前を特定して送り付けるという特徴があります。身に覚えのない請求は無視し、メールの中のURLは開かないようにしましょう。
事例2
SNSに貼られた広告をタップすると、簡単に儲かる情報を教えるというサイトが表示された。多くの人がこの情報で何百万円も儲けたというので、自分も情報料の30万円を支払った。しかし、教えられた情報は特に目新しいものではなく、役に立たないものだった。
回答
簡単に儲かるという甘い言葉が並んでいますが、広告に惑わされないようにしましょう。