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アジアオープンアームレスリング 一般男子レフト55キログラム級 優勝

古井啓太さん(30)(西福井)

 アームレスリングは「卓上の格闘技」とも呼ばれるスポーツです。腕相撲に似た競技ですが、世界共通の厳格なルールのもと行われています。今回紹介する古井啓太さんは、これから世界に挑戦するアームレスラーです。

世界に通用する選手へ

 古井さんがアームレスリングを始めたのは24歳の頃。友人が通い始めたアームレスリングのジムに連れて行ってもらったことがきっかけでした。「アームレスリングは体格だけでなく腕の力も重要で、自分よりも体格の大きい人に勝てる」と、その魅力にひかれていきました。

 アームレスリングを始めて1年も経たないうちに、初めて出場した大会で優勝。その後も数々の大会で優勝するなど、好成績をおさめます。「ここまで勝ってこられたのは、支えてくれたまわりのおかげです」と古井さんは話します。「ダンベルやチューブを使ったトレーニングで、毎日が筋肉痛。仕事との両立がつらかった。けれど妻には栄養バランスのとれた食事で健康面を支えてもらい、ジムの仲間には一緒にトレーニングをして技術面で支えてもらいました。みんなの応援や励ましが精神面での支えになり、好成績をおさめることができたと思います」。

 将来の展望について古井さんは「アジアの次は世界。世界に通用する選手になって、世界大会で優勝したい。そしてその活躍をたくさんの人に見てもらって、アームレスリングに興味を持ってもらえる人を増やせたら嬉しいですね」と目を輝かせて語りました。