広報いばらき

特集2　茨木市平成26年度予算

教えて!!　市の財政情報発信キャラクター「いばら騎士」

　茨木市に住む、市の財政に興味があるミキコ。今回、市の財政情報発信キャラクター「いばら騎士レッド」と一緒に市の平成26年度予算をみていきます。問合先　財政課　電話620-1612

（1）ある日、ミキコが予算について調べようと市ホームページを見ていると…
まずはホームページをチェックしよう

（2）突然、光の中から、いばら騎士のレッドが飛び出してきた!!
「いばら騎士」参上!!
予算のことなら何でも聞いて

（3）ミキコはレッドに市の予算について教わることになった…
可愛い♪よろしくね

茨木市の平成26年度予算が決まったって聞いたけど、そもそも予算って何？
予算っていうのは、みんなが納める税金などの収入やその使い道について、1年間の見積もりをたてたものだよ。

lesson1　一般会計予算額は過去最大　どんなことに使われるの…

今年度の一般会計予算を見ると882億円となっているね。市ができてから、これまでで一番大きい金額なんだ。

過去最大!どうしてそんなに大きな金額になったの？
立命館大学新キャンパスが平成27年4月に開学されることに向けて、JR茨木駅の東口駅前広場や周辺の歩道・自転車道の整備をしたり、待機児童を対象とした保育室を2か所開室したりと、「今」必要なサービスと「将来」のまちの活性化を図る事業を重点的に実施するからなんだ。

(各項目、区分、平成26年度予算額、前年度との比較(増減額　増減率)の順で)

一般会計
882億円※
67億5,000万円
8.3％

特別会計
613億6,048万円
17億8,108万円
3.0％

特別会計内訳
財産区会計
54億3,391万円
－9,812万円
－1.8％
　
国民健康保険事業会計
289億7,796万円
1億6,798万円
0.6％
　
後期高齢者医療事業会計
32億1,364万円
1億6,483万円
5.4％
　
介護保険事業会計
152億9,598万円
13億7,839万円
9.9％
　
公共下水道事業会計
84億3,900万円
1億6,800万円
2.0％

水道事業会計
81億4,588万円
－3,470万円
－0.4％

総　計
1,577億636万円
84億9,638万円
5.7％

※借換債（以前に借りた分を返して新たに借りる市債）19億円含む

具体的に私たちの暮らしにどう関係しているの？イメージしにくいな
OK!じゃあ、具体的に何に使われるか市民1人あたりに換算して見てみよう

一般会計予算882億円を市民1人あたりに換算すると約32万円だよ。道路・駅前広場等の整備、教育環境の充実、環境、保健医療、防災対策など、市民が安全で安心して健やかに暮らすために幅広くお金が使われているね。

1　福祉の充実　144,900円

2　道路・駅前広場等の整備　51,300円

3　教育の振興　26,700円

4　環境・保健衛生の向上　25,700円

5　消防・救急業務　8,200円

6　農林・商工業の振興　4,700円

7　市債の返済　17,700円※

その他（防災対策・文化振興等）　31,200円

平成26年2月末日現在の人口（277,951人）で計算　※借換債分（6,900円）除く

普段は意識していないけど、いろんな場面で税金が役立ってるのね！

lesson2　市の財政状況って大丈夫なの…

予算額が大きくなっているということは、お金がいっぱいあるってことよね。それなら、私、近所にきれいな花が咲く公園がほしいな～。あっあと、私の好きなアーティストをよんでコンサートをしてほしいな。
キミコちゃん、ちょっと待って!
市の財政は余裕があるってわけではないんだよ
グラフ1　社会福祉経費・市税推移（億円）

H19
社会福祉経費　187億円
市税　461億円

H23
社会福祉経費　279億円
市税　441億円

H24
社会福祉経費　285億円
市税　433億円

H25（見込）
社会福祉経費　303億円
市税　440億円

H26（予算）
社会福祉経費　316億円
市税　445億円

グラフ2　市債残高の推移（億円）

H19
赤字補てん債（臨時財政対策債等）　254億円
建設債　279億円

H23
赤字補てん債（臨時財政対策債等）　303億円
建設債　255億円

H24
赤字補てん債（臨時財政対策債等）　315億円
建設債　249億円

H25（見込）
赤字補てん債（臨時財政対策債等）　326億円
建設債　263億円

H26（予算）
赤字補てん債（臨時財政対策債等）　337億円
建設債　292億円

これからますます少子高齢化社会となって、市税の収入の伸び以上に福祉や医療にかかるお金が増えていくうえに(グラフ1)、借金（市債）の残高が増えていて(グラフ2)、返すお金もかさんで余裕がなくなることが見込まれるんだ。

えっそうなの!?確かに福祉・医療の経費や借金の残高が増えてるね。大丈夫なのかな…余裕がなくなると何もできなくなるんじゃないの？
厳しい状況の中でも時代に対応したサービスを着実に実施していくことが市の使命なんだ。それには「新しいサービスの実施（ビルド）は、既存事業の見直し（スクラップ）により実施」していくことが重要になるんだ。市は以前から「やりくり（ビルド＆スクラップ）」に努めてきたから、今のところはまだ大丈夫なんだけど、将来を見通して、大丈夫な今のうちからしっかりと「やりくり」を行っていくことが大切なんだ。
例えば、ミキコちゃんも何か欲しいものがあったら、今まで買っていたものを我慢してその費用を捻出することあるよね。それと同じことだよ。
なるほど。私も新しいパソコンが欲しくて、洋服を買うのを減らしたりして節約したことあるな。市では色々な「やりくり」に努めてるけど、私たち市民も市の財政に協力できることって何かあるかな？
日常の生活のなかで、ちょっとした心がけや協力で、節減できる経費はたくさんあるよ（下記）。「住みたい」「住み続けたい」「選ばれる」まち「いばらき」に向け、財政の健全性を確保しながら、「今」と「将来」のための取組みを進めていくことが重要だね。
じゃあ、その取組みを市と私たちが一緒になって進めていけたらいいね。
私もできる範囲で市の財政の健全化に協力していくわ
できること

病気の予防・早期治療

自転車を駐輪場に停める

ごみの分別徹底

税金の納付を口座振替にし、期限までに納める

効果

医療にかかる費用等の抑制

放置自転車対策費の抑制

ごみ収集・処分経費削減

滞納の減少、徴収費用の節減

予算を学んだミキコ。レッドは市の財政情報をより多くの市民の皆さんと共有していくため、ホームページへと戻っていく。

ありがとうレッド。いろいろ勉強になったわ
じゃあこれで！ これからも情報発信していくよ