広報いばらき

人キラリ

キラリと光る市民紹介コーナ−

行政相談委員
松本久子さん(78)(郡山二丁目)

市民の相談に丁寧に向き合う

 国の仕事に関する相談に応じ、適切な機関につなぐパイプ役として、市民と一緒に問題解決をめざす行政相談委員。

 今回紹介する松本久子さんは、行政相談委員を20年以上にわたって務め、今も現役で活躍しています。

 松本さんは、行政相談委員のほか、民生委員なども経験し、長く市民の相談役として地域に貢献しています。

 行政相談委員の役割は、国の仕事に関する市民からの相談を受け付け、素早く解決に結び付けていくこと。「個人が国へ要望するのは、なかなか難しいものです。私たち行政相談委員は、その間のパイプ役として、相談者の話をしっかり聞き、国などへの報告や交渉を行っています。問題が解決した時や改善の方向性が決まった時は、特に充実感を感じます」と松本さんは話します。

 長年にわたる行政相談委員活動に対して、平成19年に総務大臣表彰を受けました。表彰について松本さんは、「私でいいのかなぁと驚きました。私は、ただ目の前のことに取り組んでいるだけで、特別なことはしていないんですよ」と振り返りました。

 松本さんにとって、行政相談委員の活動は、「やりがいがあって、辞めたいと思ったことは一度もない」とのこと。「これからも、今まで通りにこつこつと、市民の皆さんの相談に丁寧に向き合っていきたいです」と話す笑顔が印象的でした。