市長の施政方針に各会派が代表質問
3月4日に市長の施政方針の説明が行われました。
(その際、市長の隣で手話通訳が実施されました。)
3月6日、9日に行われた施政方針に対する各会派の代表質問の主な内容は次のとおりです。
一歩の会
米川 勝利〔質問者〕
片岡 真
佐藤 恵
現市政10年間の評価と現在地は
問
市長は、就任当初から対話と議論、公平公正を市政運営の基本として掲げ、さまざまな課題に取り組んでこられたが、この10年間をどのように評価しているのか。また、就任当時に描いた10年後の茨木と、今の茨木についてどのように捉えているか。
答
「次なる茨木」実現に向けた施策に取り組む中で得た、市民、学生、事業者の皆さまとの多くの関わりや、新たなまちの担い手の発掘や成長が、まちの活力を生み出していると感じている。「共創」をキーワードに、次代の価値観に対応できる柔軟性等や、今後の発展に向けた期待感が醸成されており、「次なる茨木」への歩みは着実に進んでいると考えている。
ごみ処理の広域化に対する考えは
問
ごみ処理施設の将来的な更新に向けた整備方針の策定に着手するとのことである。本市の溶融炉は2040年頃に更新時期を迎えるが、今後の人口減少社会を見据え、現在ごみの広域処理を行っている摂津市以外の近隣市とも連携し、広域で処理施設を整備することについて、市の見解は。
答
国は、持続可能なごみの適正な処理を確保するための方策の一つとして、広域化や集約化を推進している。本市としても、今後の社会情勢の変化やごみ処理の現状を踏まえつつ、ごみ焼却方式や広域化を含め検討を進める必要があると考えている。
広く市民の意見聴取を
問
本来、広聴は一部の意見を把握するのではなく、多様な市民の声やニーズを主体的に聴き取り、施策に反映するものである。これは広報広聴が広範な市民と双方向の関係構築を目指す「パブリックリレーションズ」を意味していることからも重要な視点だと考える。広聴の本来の趣旨を鑑み、市民満足度調査やアンケート調査を積極的かつ継続して実施する必要があると考えるが、市の見解は。
答
行政計画策定時に実施する市民意識調査やパブリックコメントを引き続き有効活用していくとともに、イベント等における意見や感想、アンケート結果など、さまざまな機会を通じ、幅広い市民の皆さまの意見聴取に努めていく。
公明党
大村 卓司〔質問者〕
北原 正
和田 美紀
松本 泰典
青木 順子
5歳児健診の実施を
問
5歳児健診の必要性をかねて訴えてきたが、こどもの発達について早期に気づきを促し、支援する具体的な取組みについて、市はどのように考えているのか。5歳児健診の意義と導入について、市の考えは。
答
5歳頃は社会性が発達し、個々の発達の特性が認知されやすい時期であり、健診によりその特性を把握し、必要に応じて適切な支援につなげることで、その後の社会生活への適応がスムーズになることが期待できる。国からの情報に注視しつつ、効果的な5歳児健診の実施に向け、実施体制等の検討を進めている。
部活動地域展開の位置付けは
問
中学校部活動の地域展開に当たり、令和7年度に地域クラブのモデル実施が行われたが、8年度は実施種目をさらに拡充するとのことである。部活動の地域展開においては、生徒の意思を尊重することが第一義であると考える。今後、市が責任主体となって、学校教育の一環として推進していくものと考えてよいか。
答
中学校部活動の地域展開は、これまで学校が担ってきた活動を、学校と地域が連携・協力し、地域活動として展開するものであり、推進における責任主体は本市である。
病院誘致に向けた市長の決意は
問
救急病院の誘致に当たっては、今後、基本整備構想を踏まえつつ、人口構成の変化や地域医療計画の将来的な方向性にも適合する形で、基本協定の締結を実現することが重要であると考えるが、実現に向けた市長の決意は。
答
必要な医療を提供することで市民の皆さまの暮らしを支えるとともに、大学病院が運営する病院のポテンシャルと2コア1パークの一翼を担う立地的優位性を生かし、まちの活性化にもつながる病院誘致が実現できるよう、市と事業者候補者である大阪医科薬科大学で構成するプロジェクトチームを立ち上げ、令和9年3月の基本協定の締結に向け、進めていく。
地産地消の取組みは
問
農業振興については、持続可能な農環境を整えていくほか、地産地消などの取組みを継続していくとのことである。本市における地産地消の取組みにはどのようなものがあるか。
答
学校給食へ地元産の米や野菜を供給しているほか、農産物や加工品を販売するマルシェ等の開催に取り組んでいる。また、地元産の農産物の取扱いを希望する店舗と生産者とのマッチングなども実施している。
行政手続きの利便性向上を
問
マイナンバー等を活用し、窓口における書類記入の負担を軽減する「書かない窓口」の早期実施について、市の見解は。また、引っ越し時の煩雑な行政手続きを一本化する、ワンストップサービスの実施についてはどうか。
答
これまでから「行かなくてもいい市役所」を推進しており、マイナカードを利用するオンライン申請の実施や、窓口申請ツールの設置を行っている。今後、「書かない窓口」についても、手続き事例や適合するシステムの状況を確認していく。引っ越し時のワンストップサービスは、費用対効果等も踏まえ、引き続き検討していく。
大阪維新の会
川口 元気〔質問者〕
栗尾 憲
岩本 守
浅野 優子
長谷川 浩
円藤こずえ
JR茨木駅西口再整備の進捗と今後は
問
JR茨木駅前周辺整備について、引き続き権利者との協議を進めるとのことである。これまで市民ワークショップ等を実施し、一定の開発ビジョンが出ていたにもかかわらず、スピード感に欠ける進捗ではないか。具体的な進捗状況と、現状についての市の見解は。また、目標年度はいつか。
答
市民や利用者のニーズ等を踏まえ、令和7年4月に基本計画を策定・公表するとともに、協議会を開催し、市の考え方をお示ししたところである。今後、基本計画を踏まえつつ、引き続き権利者の皆さまと協議・調整していく。検討の途中であり、現時点で具体的な目標年度を示すことはできない。
「モール」一方通行化の検討は
問
おにクルを中心としたJR茨木駅と阪急茨木市駅を結ぶ空間「モール」について、ひと中心の魅力的な空間の形成に取り組んでいくとのことである。「モール」における道路の一方通行化の検討について、現在の進捗状況はどうなっているか。
答
ひと中心の歩きやすく、歩きたくなる道路空間の再編に向けて、一方通行化は有効な手法であると認識しているが、課題も多く、長期的な検討を要する事業であることから、まずは、沿道事業者との対話や関係行政機関等との意見交換を始めている。
山間部の移動手段の検討について
問
上音羽・安元・泉原・銭原の4地区で、市民が主導し、市がサポートする形で、乗合タクシー等、新しい公共交通の形を模索する社会実験が開始されている。今はまだ試行段階ではあるが、現状での課題は。また、他地区との情報共有も含めた、今後の具体的な取組みについてはどうか。
答
各地区にそれぞれ対応する移動需要の把握が課題であり、そのための丁寧な意見交換が必要と考えている。地区ごとの取組状況は適宜共有しており、地区間の連携の可能性も探りながら、引き続き地域の皆さまと検討を進めていく。
スポーツ施設の整備について
問
ダムパークいばきたの湖畔ゾーンにサッカー競技等の公式規格を満たした多目的運動広場の整備を進めるとのことであり、本市のスポーツ推進に大きな効果が期待できると考える。市民からは、他にも野球場や武道館等のスポーツ施設を要望する声があるが、市の考えは。
答
野球場や武道館等のスポーツ施設の整備について、それぞれのご要望があることは認識しているが、本市のスポーツ環境を整える上での効果や財政負担などを考慮し、引き続き、研究・検討していく。
小児救急への対応は
問
子を持つ親にとって、こどもの急な体調不良は大きな問題であり、土・日・祝日の小児夜間診療のニーズの高さは市も把握しているものと考える。小児救急への対応について、市の見解は。また、今後の具体的な対策についてはどうか。
答
小児救急医療については、中等症(生命の危険はないが、入院を要するもの)から重症(生命の危険の可能性があるが、心停止等の切迫した状態ではないもの)の患者を受け入れる小児二次救急の365日実施を市内で確保する必要があると認識している。
里山保全の今後の拠点は
問
里山が有する多面的な機能の維持および保全には、地域の方々との連携が必須であると考える。本市の里山センターは、著しい老朽化のため令和8年3月をもって閉鎖されることになっているが、里山センターにかわる今後の拠点・居場所づくりについて、市の見解は。
答
当面の間は、旧北辰幼稚園に整備した仮拠点を中心に、引き続き、森林環境の保全に努めていく。あわせて、ダムパークいばきたオープン後の人流や社会情勢等を見極め、いばきた全体の活性化に資する施設の配置について検討していく。
いばらき未来の会
西本 睦子〔質問者〕
仁木 和芳
櫻井 淳貴
安孫子浩子
公園利活用の課題と今後の展望は
問
地域住民や事業者などと連携し、公園の利活用を促進する「みんなで育てる公園プロジェクト」の仕組みづくりに取り組んでいくとのことである。これまでの取組みで得た課題と今後の方向性は。
答
モデル公園における取組みは好評を得たが、さらに展開していくために、情報発信や環境整備が必要と考えている。今後さまざまな公園において、多様な主体による利活用が促進されるような仕組みづくりに取り組んでいく。
地域と連携した相談支援体制とは
問
「茨木版ネウボラ(フィンランド語で「アドバイスする場所」という意味で、妊娠から出産、その後の子育てまでを切れ目なく支援する制度およびそのための地域拠点のこと。)」について、安心して子育てできる環境の整備のため、地域と連携した切れ目ない相談支援体制の充実に取り組むとのことである。どのような相談支援体制をつくり、どのような形で地域と連携しようと考えているのか。
答
より身近な場所での相談体制を充実させるため、子育てに関する情報提供や相談等を行う利用者支援事業を地域子育て支援センターへ拡充し、地域住民の相談に対する情報提供、助言を行うとともに、必要に応じて、こども支援センターや関係機関と連携した支援を行っていく。
小学校給食の取組みについて
問
小学校給食の無償化は、子育て世帯の負担軽減につながる重要な取組みであるが、食材の質の向上、地産地消のさらなる推進、食育の充実や調理環境の改善に向けた取組みについてはどうか。
答
国の動向を注視しつつ、食材の質を確保し、旬の食材や行事食、世界の料理などを献立に取り入れ、児童の食に対する興味・関心がより高まる取組みを進めていく。また、市内産の米や野菜等を積極的に取り入れ、調理現場とも連携し、環境改善を図りながら、引き続き安全でおいしい給食を提供していく。
市ホームページの課題と今後は
問
より使いやすく、分かりやすい市ホームページにリニューアルするとのことだが、現在の市ホームページにおける課題は何か。また、課題を解消するに当たって想定しているコンセプトや具体的な仕様の方向性は。
答
前回のリニューアル以降、スマートフォンの普及や外国の方の利用が増えていることなど、閲覧の幅が広がってきており、時代やニーズの変化への対応が課題と認識している。今後、閲覧・操作性の向上やページ構成の見直し等により、誰もが使いやすいホームページとなるよう取り組んでいく。
自由民主党・絆
塚 理〔質問者〕
永田 真樹
西野 貴治
福丸 孝之
上田 光夫
下野 巖
彩都東部地区整備の進捗は
問
彩都東部地区について、段階的に土地区画整備事業と企業立地を進め、多様な企業・業態の集積拠点の形成と、社会や地域の発展に資するまちづくりを推進していくとのことである。C区域(彩都地区のうち、茨木市域側にある東部地区の中央西地区のこと。彩都あけぼの一丁目、彩都もえぎ四丁目(令和8年1月1日現在。一部住居表示未実施区域あり。)茨木箕面丘陵線はC区域を東西に横断する予定。)と茨木箕面丘陵線の整備の進捗状況は。
答
令和3年に土地区画整理事業の認可を取得し、事業着手されたC区域は、6年に仮換地指定を行い、8年度に工事が完了する予定である。また、茨木箕面丘陵線については、4車線化に向け、府とC区域の事業者が整備中で、11年春に工事が完了する予定である。
交通政策にビッグデータ活用は
問
渋滞ゼロを目指したまちづくりのため、国道171号西河原交差点および市道総持寺駅前線の早期完成、府道茨木寝屋川線整備に向けた用地取得並びに市道東宇野辺町交差点等の改良といった道路整備を進めていくとのことだが、本市の交通政策におけるビッグデータの活用については、どのように分析しているか。
答
交通におけるビッグデータについては、渋滞箇所や事故発生箇所等を把握できることから、今後、渋滞対策や安全対策にも有効活用できるよう、調査・研究していく。
大学・病院バスの活用は
問
公共交通の維持について、既存交通の利用促進に努めるとともに、山間部の移動手段確保に向け、引き続き地域の皆さまとともに取り組むとのことである。今後の規制緩和の動向を含め、大学や病院が運行しているバスを活用することについて、市の考えはどうか。
答
大学や病院のバスの活用といった、人材不足等を背景とした既存輸送資源の活用は、公共交通を補完する手法の一つと捉えている。国の動向も注視しながら、公共交通への影響等も踏まえ、活用に当たっては慎重な検討が必要と考えている。
睡眠に着目した健康づくりとは
問
休養とこころの健康づくり推進のため、大学と共同で、中学生に向けた睡眠健康教育プログラム作成に取り組むとのことである。今回、特に睡眠を目的とする理由は。また、どのような研究機関と取組みを行うのか。
答
国のガイドラインにより、市町村は健康づくりのための睡眠・休養について普及啓発が求められているほか、慢性的な睡眠不足は、さまざまな精神的・身体的疾患の発症リスクを高めることから、睡眠習慣の改善を目的として、神戸大学との共同研究に取り組んでいく。
鎌足公に関するさらなる発信を
問
歴史遺産の保存および魅力発信として、郡遺跡・倍賀遺跡から発見された木棺墓の保存処理や、キリシタン遺物史料館の展示設備等の充実に取り組むとのことである。一方で、藤原鎌足公が歴史的に本市と縁の深いことについて発信が少ないと感じるが、さらなる発信について市の考えは。
答
これまでから展示や講演会、シンポジウムなどを通じて、歴史的偉人である鎌足公と本市との関わりを取り上げてきたが、市内には阿武山古墳など、ゆかりのある史跡等もあることから、地域の特色ある歴史遺産として、引き続き魅力発信に取り組んでいく。
彩都地域に新たな消防署設置は
問
消防救急体制の充実に向けて、消防車両・資機材の計画的な整備や、大規模災害に対応するための訓練を行い、消防職員の災害対応力と消防団との協力・連携強化に取り組むとのことである。今後、さらに彩都地域の開発が進む中、彩都地域に新たに消防署を設置する考えはあるか。
答
彩都地域は下井分署、山手台分署、北辰分署の管轄区域内であり、現行の消防力で対応可能であると考えているため、消防署の新設等の考えはないが、今後の彩都地域を含めたいばきたの地域状況を注視しながら、必要に応じた対応を行っていく。
