広報いばらき

一般会計決算討論

 9月22日の本会議において賛成者多数で認定した「令和3年度大阪府茨木市一般会計決算」に対する討論の要旨は、以下のとおりです。

反対【日本共産党】

 反対する理由は、第1に、固定資産税の増収により市税収入が増えたことで、積極的なコロナ対策や、くらし、教育、身近なまちづくりのための施策の推進ができたにも関わらず、2021年度においても大型プロジェクトの財源づくりのために、市民犠牲強行と市民要求抑制型の極端な財政運営・市政運営を推進したこと。
 第2に、本市の行財政運営に多大な影響を与える彩都開発や安威川ダム建設等の大型プロジェクト関連事業を見直さず、また、その財源を市民のために振り向けず、黒字隠しとため込みに回したこと。
 第3に、人権関係団体による人権集会や、いのち・愛・ゆめセンターの諸事業の問題等が本質的には何も是正されておらず、解同優遇行政が依然として温存されていること。
 第4に、コロナ禍にあった2021年度もビルド・アンド・スクラップと称した市民サービスの低下、市民犠牲を推進し、市立幼稚園のこども園化や統廃合、民営化を強行したこと。
 以上の理由から、本決算に反対する。

賛成【自由民主党・絆】

 賛成する理由は、第1に、長期化する新型コロナウイルス感染症への対策として、きめ細かな日常生活・社会活動等支援の実施や、ICT活用による市民サービスの充実、コロナ禍に強い社会環境の整備など、市民の置かれた状況の把握に努めながら、社会環境を反映した施策を積極的に実施したこと。
 第2に、今必要なサービスの充実に向けた取り組みとして、安心して子育てができるまちづくりや、ひとりも見捨てない教育の推進、大規模災害の経験に基づいた災害対応への取り組み、高齢者・障害者福祉や医療施策の充実など、コロナ禍においても持続的発展に向け、引き続き「次なる茨木」の実現に向けて取り組んだこと。
 第3に、将来を見据えた魅力あるまちづくりに向け、中心市街地の活性化やまちの発展を支える都市基盤整備の推進を計画的かつ着実に進めたこと。
 第4に、持続的発展を目指し市民サービスの充実を図る中、市債の発行を抑制することで残高を減少させ、基金については充実に努める一方で財政負担の平準化を図るため効果的に活用し、財政の健全化に取り組んだこと。
 以上の理由から、本決算に賛成する。