いばらき市議会だより

市議会における新型コロナウイルス感染症への対応について

 新型コロナウイルス感染症対策については、政府の緊急事態宣言も解除され、「新しい生活様式」が、私たちの暮らしの中に徐々に浸透しつつある状況です。一方で感染者は断続的に確認されており、第2波、第3波への備えが重要になってきました。本市議会でも新型コロナウイルス感染症に対しては、さまざまな対策をとり、感染拡大の防止に努めています。

茨木市議会災害対策会議の開催

 4月8日付けで、災害時における議会の行動指針(令和元年8月策定)に基づく「茨木市議会災害対策会議」を設置しました。会議はこれまで※に4回開催し、新型コロナウイルス感染症に係る市議会としての対応について協議し、その方向性を決定してまいりました。

補正予算(コロナ対策関連予算)への対応

 市のコロナ対策事業を速やかに実行し、いち早く市民生活に反映できるよう、コロナ対策に関連する補正予算議案については、委員会付託を省略し、即決で議決しました。当該議案に対する質疑についても、重複する質疑内容は事前に調整するなど、議事の効率化に努め、審議時間の短縮を図りました。

常任委員会における取り組み

 本会議よりも出席人数が多くなり、3密状態となる常任委員会については、所管ごとに説明員(職員)が分かれて出席し、席の間隔をあけるなどの対応をしました。また、各委員の質疑時間については持ち時間を申し合わせ、審査時間の短縮に配慮しました。

議員への情報提供・情報共有

 「市議会災害時情報伝達体制」に基づき、市で開催されている「茨木市新型コロナウイルス対策本部会議」の決定事項等を全議員にメール配信し、情報提供しました。また、各議員からの新型コロナウイルスに関する問い合わせを議会事務局で一元化し、その回答内容を全議員にメール配信し情報共有を図りました。その対応件数はこれまで※160件を超えます。

本会議における取り組み

 茨木市議会災害対策会議の決定をもとに、議会運営委員会で本会議における対応を議論しました。議場内でのマスク着用や手指消毒の徹底を初め、議場に入らない場合は、モニターを見ることなどの対応をとることにより、出席議員・説明員(職員)の3密回避を図りました。また、傍聴に来られた方にもマスク着用や手指消毒のご協力をお願いするなど、議場での感染拡大防止に向けたさまざまな取り組みを行いました。

※茨木市議会災害対策会議の回数や情報提供・情報共有数は7月8日時点