いばらき市議会だより

一般会計決算討論

 9月27日の本会議において賛成者多数で認定した「平成30年度一般会計決算」に対する討論の要旨は、以下のとおりです。

反対

【日本共産党】

 反対する理由は、第1に、財政運営において、大型プロジェクトの財源づくりのため、市民犠牲強行と市民要求抑制型の運営が平成30年度も進められたこと。
  第2に、本市の行財政運営に多大な影響を与える安威川ダム建設等の主要プロジェクト関連事業を見直さず、そのプロジェクトも中休み状態で、市経費も減少状態であるにもかかわらず、当該財源は市民のために生かされず、黒字隠しとため込みに回されたこと。
  第3に、解同優遇行政が是正されたとは言えず、依然として温存されていること。
  第4に、平成30年度もビルド・アンド・スクラップと称した市民サービスの低下、市民犠牲を推進したこと。
  第5に、極端に人件費を抑制し、非正規職員に置きかえていくことが、職員の質の低下を招き、看過できないところまで来ていると言わざるを得ないこと。
  以上の理由から、本決算に反対する。

賛成

【公明党】

 賛成する理由は、第1に、大阪北部地震や台風21号の被害に対し、独自制度として、住宅改修支援金等の生活再建支援策を実施し、通学路の安全点検や空き家の被害調査を行い、安心安全なまちづくりを推進したこと。
  第2に、待機児童解消等に向けた子育て支援策の推進、エアコン設置等による学校教育環境の向上、福祉タクシーの対象者拡充や合理的配慮の提供支援助成金による高齢者、障害者施策の充実といった、今必要なサービスの充実に取り組んだこと。
  第3に、市民会館跡地エリア活用における市民の思いを具体化した基本計画を策定するとともに、今後の茨木の新たな景色を形づくる取り組みを行ったこと。また、将来のまちづくりを見据えた都市基盤整備を着実に進めたこと。
  第4に、将来世代の負担を考慮し、市債発行の抑制や、特定目的基金の充実等に取り組み、今だけではなく、将来にわたる財政の健全性の確保に取り組んだこと。
  以上の理由から、本決算に賛成する。