いばらき市議会だより

各会派の新年の抱負

茨木市民フォーラム

桂 睦子
小林 美智子
米川 勝利

 新春のお慶びを申しあげます。

 本年は、市制70周年を迎え、次なる茨木に向けて新たな一歩を踏み出す大切な年です。

 福祉文化会館やグラウンドを含む市民会館跡地活用、阪急茨木市駅西口及びJR茨木駅西口の再整備など、多額の財政支出を伴い、茨木のイメージを決める大きなハード事業や、保育、学童保育、放課後児童対策、若者支援、障がい者の権利擁護、地域コミュニティの再編、防災など、ソフト面の喫緊の課題解決に取り組まなければなりません。

 私たち茨木市民フォーラムは、所属議員一人ひとりが市民の代弁者として「自分の頭と心で考え、行動する」無所属の立場で、「持続可能性、公正、多様性、自己決定」をキーワードに活動してきました。

 大きな転換点である今こそ、経済的発展だけではなく、心の豊かさや生活の質の向上、個人の自立やコミュニティの再生を重視する成熟社会の実現と、未来のこどもたちにツケを残さないことを基本に政策提案をしていきます。

 また、二元代表制である議会が行政のチェックと改革を行なうことはもちろん、議員、議会が新たな発想で市民と向き合い、役割を考え、体質転換をしていかなければならないと考えています。そのためにも、たゆまぬ議会改革や政治倫理の確立に向け、会派を超えて取り組みます。

 市民の声と知恵が、次なる茨木を生み育てることを信じ、本年も頑張ってまいります。

 

公明党

大村 卓司
青木 順子
松本 泰典
河本 光宏
篠原 一代
坂口 康博

 新年あけましておめでとうございます。市民の皆様には、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申しあげます。

 平素は、私たち公明党市議団に対し温かいご支援を賜り、心から感謝と御礼を申しあげます。

 我が国の経済状況を見ると、景気は回復傾向が続いており、失業率の減少など雇用環境も大きく改善されました。本年も引き続き安定した経済に期待をしたいところですが、今後の人口減少問題や世界のさまざまな情勢などを鑑みると楽観できない状況にあります。

 そのような中、自治体においては少子高齢化の進展に伴い、福祉費の増大や老朽化したインフラの再整備など厳しい財政運営を強いられています。持続可能なさまざまな制度の再構築が求められる中で、議会もさらなるチェック機能を高めながら、施策の推進や選択をしていかなければならないと考えています。

 また、高齢者や子ども、障害者など縦割りではなく家族を丸ごと見ていかなければなりません。昨年、本市においても障害者差別解消法に基づき障害者基本条例の制定に向け、取り組まれましたが、公明党は、障害の有無に関わらず、すべての市民の皆様が健康で生きがいを持って、心豊かに暮らせる健康長寿のまちづくりをめざしてまいります。

 また、少子化対策も喫緊の課題です。国においては、公明党が長年推進してきた幼児教育の無償化が進められ、子育て世帯の負担軽減という観点で期待されていますが、本市においても、子育て家庭から切望されていた子ども医療費の助成について、本年4月、ようやく中学校3年生まで拡充されます。さらに、生産年齢人口が減少する中で、保育の受け皿等、子育てと仕事の両立を可能にする社会、環境づくりも急務です。また、さまざまな災害に対応した実効性のある防災対策も重要です。

 これら自治体を取り巻く諸課題に、公明党市議団は本年も真剣に向き合い、一人ひとりに光を当てた、よりきめ細かな政策の実現に努めてまいります。

 茨木市は本年、市制施行70周年を迎えます。ブランドメッセージである「次なる茨木へ。」どのようにつなげていくのか問われる1年になると考えています。

 本市では、未来を形成するさまざまな事業が進んでおり、本年春には、新名神高速道路の高槻ー神戸間の開通やJR総持寺駅の開業等地域の利便性のさらなる向上が期待されています。また、市民会館の跡地利用の基本構想も本格的に進んでまいりますが、市民が誇れるような茨木の新しい発信地となるよう推進してまいります。その他、彩都や安威川ダム周辺整備、JR茨木・阪急茨木市両駅前再整備など、次なる茨木の経済の発展や地域の活性化へと着実につながるよう、公明党は皆様と共に知恵を出し合い、まちづくりを推進してまいります。

 公明党市議団6名は、本年も茨木の将来を見据えながら、公明党の現場力やネットワーク力をフルに活用しながら、豊かで活力ある安心・安全の茨木のまちづくりに全力で取り組んでまいります。

 本年も皆様に御指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申しあげます。

 

大阪維新の会

大野 幾子
塚 理
長谷川 浩
萩原 佳
岩本 守

 新年、謹んで年頭のご挨拶を申しあげます。

 旧年中は大阪維新の会茨木市議会議員団に対し、温かいご指導ご鞭撻を賜り、心から感謝とお礼を申しあげます。私たちは全員が大阪維新の会の党籍を持ち、昨年の市議会議員選挙より5名の議員団でスタートをいたしました。そして、皆様にお約束をした公約を実現するために一年間奔走してまいりました。

 ハード面では、「JR総持寺駅周辺のまちづくり」、「新名神、安威川ダム周辺地域の整備事業」、「中心市街地や彩都東部地域のまちづくり」などの施策に多くの具体的な提案をいたしました。ソフト面においては、「子どもの医療費助成を中学3年生までに拡充」、「待機児童減少への取り組み」、「医療を守る取り組みとしての医療政策係の設置」、「中学校給食についての意見集約」、「市民会館解体の設計予算」など議員団の提案から実現されたものも多数あり、公約実現に向けて一歩ずつ前進しております。

 また、私たちの新しい取り組みとして、より市民の皆様に「政務活動費の見える化・わかる化」をするために、政務活動費を個人支給から会派での一括管理にいたしました。使用用途も「会派新聞の作成」、「市民の皆様とのワークショップ等の勉強会の開催」、「会派で必要な事務備品の購入」、「議員視察や研修会費」に限りました。そして、「議会の見える化・わかる化」をより実行するために、市民の皆様に参加をいただいてのテーマ別ワールドカフェの開催もいたしました。

 本年も各議員の専門分野を活かし、皆様の声をかたちにできるように一層の努力をしてまいります。『JR茨木駅前、阪急茨木市駅前整備事業』、『文化芸術ホール建設への市民参画型議論』、『身を切る改革と共に業務監査や補助金見直し等、さらなる行財政改革の推進』、『ふるさと納税の選択項目追加』、『安心、安全な医療体制の構築』、『中学校給食全員喫食制の導入』、『一人も見捨てない教育、福祉の実現』、『誰もが安心して子どもを産み育てられる環境づくり』、『高齢者や障がい者もさらに輝ける取り組み』など未来への希望と責任を果たし、開かれた政治を創るために具体的な提案と行動を実践してまいります。

 これからも皆様に「住んでみたい、住んで良かったまち、いばらき」と思っていただけるよう、『持続可能な市民の幸せの実現』に向けて、新たな挑戦をいたします。本年も、皆様の一層のご支援、ご指導賜りますよう宜しくお願い申しあげます。

 

自由民主党・絆

福丸 孝之
下野 巖
上田 光夫
上田 嘉夫
中内 清孝
辰見 登

 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。今年一年が皆様にとって健やかな年となりますことをご祈念申しあげます。

 昨年は、茨木市議会一般選挙が行われ、新たに28名の議員が当選しました。我々、自由民主党・絆は、自民党4名と無所属2名の合計6名にて会派を結成し、人口が減少する社会の中で、本市の魅力が最大限発揮され、持続可能な豊かさを実感できるまちづくりを推進してまいります。

 本年は市制施行70周年です。昭和23年に1町3村が合併してスタートした茨木市の歴史を振り返りながら、確かな未来を実現する一年にしたいと思います。

 さて、本市のこれからのまちづくりには、二つの視点が欠かせません。一つは、少子高齢化と生産年齢人口の減少による社会福祉費の増大に適切に対応することです。2025年には団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となる人類が経験したことがない「超高齢化社会」を迎えるといわれています。本市の人口予想でも2030年には3人に1人(33.8%)が65歳以上になると予想されています。(参照:茨木市人口ビジョン平成28年2月)

 もう一つは、高度経済成長期から整備された社会資本(学校などの公共施設・橋梁・下水道・道路・公園など)の多くが、整備後30年を経過しており、今後、一斉に改修や更新の時期を迎え、短期的な財政負担の集中が懸念されており、これについては社会資本全体像の把握と中長期的な視点を持った方針が必要とされております。(参照:茨木市公共施設等マネジメント基本方針平成29年3月)

 以上の大きな財政的視点を踏まえて、優先順位を議論しながら施策を実施していく必要があります。

 まちづくりにおいては、市民会館の跡地利用や中心市街地の活性化、そして阪急茨木市・JR茨木両駅前周辺整備など本市の顔となる地域の更新が始まります。

 医療においては、超高齢化に伴い、増大が予想される医療ニーズに応えるために、在宅医療や救急医療など医療施策の充実に向け、本市にふさわしい医療のあり方を議論していく必要があります。同時に子育て支援、障害福祉、生活保護など、あらゆる社会保障分野で増加要求が強まる中、適切な判断をしていかなければなりません。

 統治機構改革では、広域連携の推進など市民サービスの充実、持続可能性の視点に立って取り組みます。

 ポイントは、市民協働と情報技術の活用です。今後増加する元気な高齢者が、地域で有意義に過ごすことができる環境の整備、人やモノのつながりが活発になる情報技術の活用など、新しい社会環境の中で、新しい価値を生み出す発想でまちづくりを進めていく必要があると考えます。

 私たちの会派は、この他、数多くの市民課題に向き合い、議論し、提案し、決断してまいります。皆様方のより一層のご指導ご鞭撻をお願いいたします。

 

日本共産党

朝田 充
大嶺 さやか
畑中 剛

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年の総選挙では、日本共産党は前進することができませんでしたが、共闘3野党の議席全体は前進しました。国・府・市政あらゆる段階で住民の声を無視した暴走政治とは正面から対決し、対案を示し、共闘・共同をつくりあげていくと同時に、選挙での共闘・共同勢力と日本共産党が共に前進をかち取る知恵と力をつけていく決意です。

 さて、新市政のもとでも市民サービスの切り捨てが強行される一方で、大規模プロジェクトに備える財源づくりを進めるという、極端な市政運営が進められています。また「クリーンな政治の実現」の公約も看板倒れに終わろうとしています。こうした中でも日本共産党市議団は、皆さんと力を合わせて、こどもの医療費助成の中卒までの拡充や、分譲・賃貸マンション耐震改修助成の実施、小・中学校特別教室へのエアコン設置などの実現、議会内外での共同行動などに全力を挙げてきました。

 今年も安倍9条改憲NO、原発ゼロ、消費税増税中止、カジノNO、市政では市民の声を反映した市民会館跡地活用計画の策定、国保・介護保険料の引き下げ、待機児童解消、全員喫食の中学校給食の実現などの公約実現に全力をあげます。どうか本年もよろしくお願いいたします。

 

民進ネット

安孫子浩子
稲葉 通宣
友次 通憲

 新年あけましておめでとうございます。皆様にはご健勝にて新しい年をお迎えになったこととお慶び申しあげます。

 旧年中は、私たち民進ネット議員団に対し、温かいご指導ご鞭撻を賜り、心から感謝と御礼を申しあげます。

 国会では、臨時国会召集要求を無視した上での冒頭解散が行われ、野党再編の動きに日々釘付けになる中で総選挙が行われました。政府は経済成長、雇用環境の改善が図られたと言いますが、一向に生活が豊かになったとの実感を得ることができない状況があります。身近な生活を担う地方自治体の役割は、今後ますます重要になると感じています。

 さて、本市においては昨年、新名神高速道路の茨木千提寺インターチェンジが設置されました。また、いばきたハイウェイウオークも開催され、地域の発展に期待が高まっています。

 今年の3月には、立命館大学前から産業道路に通じる茨木松ケ本線のアンダーパス部の開通(歩道は昨年開通済)やJR総持寺駅が新たに開業する予定です。また、市民会館の基本計画策定や阪急茨木市駅前・JR茨木駅前の再開発も前進する見込みです。

 一方、ハード面の整備だけでなく、私たちは子育て、就労、高齢者、障がい者支援等、ソフト面の充実にも力を尽くし、待機児童ゼロをめざし、さらに取り組みを進めてまいります。介護保険制度が変わり、高齢者の方が最後まで自宅で安心して住み続けられる仕組み作りが求められる中、これまでの取組をさらに進めていく所存です。市民やNPOなどとの協働も踏まえつつ、将来の姿を見据えた施策の実現・充実をめざし、本年も3名が心と力を合わせ、安心、安全、快適、便利な茨木のまちづくりに全力で取り組む決意です。

 本市は今年で市制70周年を迎えます。70年の区切りにふさわしい成果を示すことができる1年になるよう全力を尽くします。

 結びに、本年が皆様と茨木市にとりまして幸多い1年になりますよう心よりお祈りしております。

 

会派に所属しない議員

山下 慶喜

 昨年は森友・加計事件にフタをする解散、福島事故の反省もない原発再稼動、沖縄の民意を無視する米軍基地推進など、アベ独裁の横行でした。

 しかし、これを許さない市民と野党の共同は大きな成果を収めています。

 立憲政治と市民のいのちとくらしを取り戻す動きを強めましょう。

 幸多き新年をお祈りしています。