茨木市には、プロテストに合格したころまで住んでいました。幼いころから、友達と草野球やサッカー、ドッジボールで遊ぶなど、スポーツが好きな少年でした。10歳のときに、友達が持っていたゴルフクラブを振って遊んだことがきっかけで、伯父に本格的にゴルフを教わりました。母が茨木カンツリー倶楽部のキャディーをしていたこともあって、放課後に茨木カンツリー倶楽部で練習させてもらったこともありました。
今は宝塚市に住んでいますが、茨木には親戚もいますので、お正月など、年に数回は訪れています。地元の豊川も含めて、市内は開発が進み、きれいな街並みになってきましたね。それでも、少し路地に入ると懐かしい道が続き、子どものころ広いと思っていた道も、大人になると狭く感じて驚きました。茨木の人はあったかい。大勢で何かしようというときに、入っていきやすい雰囲気がある。気さくな人柄の人が多いように思います。
プロゴルファーとして、これからも勝ち続けられるよう、そして一人の選手として、また一人の人間として、何かの代表になれるように、精進するとともに、ゴルフのプレイヤーやファンが増えるなど、ゴルフが今以上にさかんになるように貢献していきたいです。私はゴルフのプロを目指したときから、「この道より我を生かす道なし、この道を行く」という言葉を大切にしています。この言葉で心が満たされると、決意が揺るがず前向きに行動できると思います。プロゴルファーを目指す人、他のことを目指す人にも、贈りたい言葉ですね。