平成29年度「学校でも家でもない、こんな居場所があればいい」

更新日:2022年01月18日

日時・場所

1 日時

平成29年12月20日(水曜日) 午後2時30分~午後4時25分

2 場所

茨木市役所 南館8階 中会議室

出席者・テーマ

1 出席者

茨木市からの出席者

福岡市長、田川市民文化部長、佐藤こども育成部長、岡こども育成部理事、東井こども政策課長、小川学校教育部長、加藤学校教育推進課長、門田学校教育推進課指導主事

中学生の出席者

茨木市立中学校14校 各学校から2人 合計28人

2 テーマ

「学校でも家でもない、こんな居場所があればいい」

未来ミーティングの概要

福岡市長と茨木市立中学校の生徒が、「学校でも家でもない、こんな居場所があればいい」をテーマに、「未来ミーティング」を実施しました。参加者は茨木市立中学校(14校)の生徒各校2人、合計28人。

当日生徒たちは5つの班に分かれ、各自が事前に準備していたテーマに対するワークシートをもとに、話し合いました。その後、模造紙を使って、「現在過ごしている場所」、「今、興味があること」、「屋内・屋外でやってみたいこと」について、班の意見をまとめ、「あればいいと思う居場所」について発表の準備をしました。

グループワークで意見をまとめる中学生

発表では「今、興味があること」について、身体を動かすこと、ゲーム、音楽、読書、勉強、部活動や息抜きなどの意見を紹介し、「屋内・屋外でやってみたいこと」については、身体を動かすこと、みんなで遊ぶ、友達と映画へ行く、カラオケ、山ほどある本に囲まれるなどの意見をあげました。

「あればいいと思う居場所」については、1班は「遊べると学べるを兼ね備えた誰でも集まれる温かい場所」、2班は「誰でも自由に使える広い場所」、3班は「塾以外でみんなが勉強できる場所、友達と一緒に体を動かせる場所、アスレチックなどができる場所」、4班は「他校の人と交流ができて、一人一人が落ち着ける場所」、5班は「みんなが気軽に集える場所」と発表しました。

また、「現在過ごしている場所」としては、家と学校以外では塾や友達の家、ゲームセンターなどがあげられたほか、友達同士で近郊のショッピングセンターに行ったことがある生徒も多くいました。

発表する生徒たち

発表の後行われた意見交換では、市長は、塾という言葉が多く出ていたことをふまえ、「学校と塾に行ったら、忙しいのかな?居場所というテーマだけど、実は、居場所なんてなくていい?やっぱりあった方がいいかな?」と質問したところ、生徒からは「あった方がいい。」との声が出ました。続けて「スポーツ以外のことなら、図書館でもいいのかなと思ったけれど。例えばみんなで勉強するとか、図書館では足りない?」と尋ねると、「図書館は漫画やビデオなど誘惑が多い」などの意見が出ました。「自分の気になっている本が周りにずらっと並んでいるんですよ。そういうときに限って。」との生徒の答えに対しては「それを読むのもええことやと思うけどね、勉強がしたいんやね。」と話しました。

さらに市長が、「居場所について、友達と一緒ではなく、一人で行く場所として考えた人はいますか?」と質問したところ、「友達から聞きましたが、一つの部屋を小さく区切った個室を作って、そこで集中して勉強などをやりたいと言っていました」という意見が出ました。その意見に、他の生徒からも「他に誘惑がない、何もない状態で、ひたすら時間を忘れていられるのはいいかなと思う。塾やったら『勉強しなさい』って空気やけど、一人やったら自分のペースでできるからいいかな」と共感する声が上がりました。

市長と意見交換をする生徒たち

市民文化部長は生徒に対し、「先ほど、友達の意見を聞いたものを追加で発表してくれましたが、今回模造紙にまとめたもの以外で、アイデアがあれば聞かせてください。」と尋ねました。生徒からは「クラスの子に聞いてみたら、好きなスポーツがそれぞれあって。テニスや卓球ができる場所など、みんなで一緒に行って楽しめる、色々なスポーツができる場所が一つに集まっているところがあればすごい嬉しい。」という意見が出ました。また「私は吹奏楽部に入部していて、楽器を吹いていますが、学校以外で楽器を吹ける場所があったらいいなと思います。」という生徒の意見には、「市の施設にも一部スタジオスペースがあるので、利用してみてください」と案内しました。

こども育成部長は、発表の中で出された「温かい場所があったらいい」との意見について、どのようなイメージの温かさがあれば良いのかと質問。生徒は、「みんなが集まってただ話すだけでもいいし、一人じゃない場所」と答えました。続けて、同部長が、各班がまとめた模造紙の中で、児童館の中学生バージョンのようなものがあったらよいとの意見が書かれていたことに触れ、「児童館には大体、大人の指導員がいますが、その場へ行くと、話を聞いてもらえるような大人は必要でしょうか?」と質問したところ、生徒は、学校ではスクールカウンセラーが来校した際に相談できる機会があるが、あまり利用できていないと話し、「保健室の先生が、親身になって考えてくれて相談しやすいので、足を運んで、市の施設に行くよりも、保健室の先生の方が気軽に行けます。」と答えました。

こども政策課長は、発表や意見交換を通じ、友達との交流、たまり場、ほっとできるような癒し、勉強も含めた学びというキーワードが出てきたので、それらをふまえて事業をを進めていきたいと話しました。そのうえで、「居場所は市内の公共施設での設置を考えており、皆さんのイメージとして、市内の公共施設のイメージと、どのようなことをしたら中学生・高校生たちが訪れるか、聞かせていただきたい。」と質問しました。それに対して、「公共施設といえば、自分たちの住んでいるところでは、市役所でなければ公民館。そういうところで、普段できないスポーツがしたい。例えばセグウェイに乗る、ボルタリングをする、茨木市は海がないので釣りをするなど、新鮮味が味わいたい。」と新しい体験ができる場所が提案されました。また、別の生徒は「公共施設は、あまり自らは行こうと思う場所ではない。」と述べ、自身が地域の公民館で行われている卓球の活動に参加していることに触れ、「そのような体験ができると、行ってみようかなと思うので、みんながそういう情報を知れるようにしたらいいかな。」と話しました。こども政策課長は、ミーティングの中で、中学生が使える公共施を知らない生徒が多かったことから、市役所としても中学生・高校生の居場所を整備しつつ、情報発信をしていきたいと話しました。

生徒に話しかける福岡市長

また、市長が「自分の周りで、家にも学校にも居場所がなくて、困っていそうな子はいる?その子たちにとってどんな場所があったらいい?」と質問したところ、「朝から学校に来ないけど、部活には来て、家に帰るとしんどいので、友達とすごくゆっくり帰って、時間を稼いでいる友達がいる。」との声があがりました。市長は「居場所はプラスの意味での居場所もあれば、ちょっとしんどい子らを助けるという意味での居場所もある。」と二つの側面で考えていく必要性を指摘しました。

最後に、市長が「皆さんの意見は、市にとって役立つものでした。」と感謝し、「茨木市は一人も見捨てない教育を行っており、みんながしっかりと成長していけるまちにしたい。」と締めくくりました。

この記事に関するお問い合わせ先
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