高齢者の熱中症予防
更新日:2022年05月31日
新型コロナウイルス感染症予防による外出自粛期間が続く中、徐々に外の気温も上がり汗ばむ日が増えてきました。梅雨明けには本格的な暑さをむかえます。
次のようなことはありませんか?
・マスクの着用により熱がこもり、頭がボーっとするような感じはありませんか?
・摂取する水分の量が減っていませんか?
・外出自粛で運動不足になっていませんか?
心当たりのある方は熱中症に要注意です。ここでは主に高齢者の方にむけて熱中症予防対策を紹介しております。是非参考にしていただき、夏を元気に乗り越えましょう!
熱中症とは?
熱中症は、気温や湿度が上昇することで、体の体温調節機能が正常に働かなくなり、体内の熱を放出できず、体温が異常に上昇することです。吐き気や頭痛といった症状から、最悪の場合意識障害や呼吸困難に陥ります。高温・多湿、風がない日などは特に注意が必要です。
高齢者は特に注意が必要です!
高齢者は体に占める水分量が子供や成人に比べ少なくなっています。さらに加齢により発汗や体温調節機能が衰え、暑さやのどの渇きを感じにくくなります。そのため、自分でも気づかないうちに熱中症になり、重症化するケースも少なくありません。「体調が悪いけど周りに迷惑をかけたくない」「体が冷えるのが嫌」といった理由で暑さを我慢するのも危険です。

温度管理と水分補給が基本です。
次の3つが熱中症予防のポイントです。実践していきましょう。
1 のどが渇いていなくても、1時間に1回はコップ1杯分(150~200ml)の水分をとりましょう。
入浴前後、寝る前にも水分をとりましょう。頻尿や尿漏れも心配ですが寝ている間にも水分は失われています。合わせて1日約1~1.6ℓの水分をとりましょう。(500mlのペットボトル2~3本分程度)
※アルコールを含むお酒などは利尿作用が強く、摂取する水分としては適しません。水と梅干し、スポーツドリンクや麦茶などがおすすめです。
2 室内に温度計を設置し、室温28度を目安にエアコンを利用しましょう。
就寝時にはタイマー機能を利用するなどの工夫をしましょう。また冷房をつけていても、扇風機を回したり、定期的に窓を開けて換気をしましょう。
3 通気性がよく汗を蒸発させやすい衣服を着ましょう。
外出の際は帽子の着用、日傘を利用するなど、直射日光を避けましょう。

熱中症かもと思ったら
熱中症が重度化すると意識障害や呼吸困難、けいれんなどの症状が表れ大変危険です。夏の暑い日に、「体がだるい、ほてる、吐き気、めまい、頭痛」といった症状がみられた場合は、体を冷やす、水分・塩分をとり安静にしましょう。それでも改善しない場合は早めに医療機関に受診しましょう。
熱中症にならないために今からできること
温度管理や水分補給はもちろんですが、少しづつ暑さに体を慣らしていくことも大切です。自宅でできる体操やウォーキングを行いながら少しずつ暑さに体を慣らしていきましょう。
自宅でできる体操で熱中症になりにくい体づくりを!
ここでは自宅でできる体操を紹介しています。座ったままできる体操なので、自身の体調も考慮しながら動画に合わせて毎日取り組んでみましょう。
画像をクリックすると動画再生ページに移ります。

屋外・屋内でのマスク着用について
・マスク着用は従来同様、基本的な感染防止対策として重要です。一人ひとりの行動が、大切な人と私たちの日常を守ることにつながります。
・屋外では、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や、距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。
・屋内では、人との距離(2m以上を目安)が確保できて、かつ会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。
(出典)厚生労働省「屋外・屋内でのマスク着用について」リーフレットより一部抜粋
屋外・屋内でのマスク着用についてリーフレット(厚生労働省) (PDFファイル: 377.4KB)
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