10月19日 有名ブランド米並みの水準で新米を買取 JA茨木市と茨木市が市内米農家を支援

更新日:2022年10月26日

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新米検査1
新米検査2

10月19日、令和4年産米の検査の時期を迎えた茨木市農業協同組合(以下「JA茨木市」、上穂積二丁目1-50)の営農経済センター(西福井三丁目2-3)で、市北部の清溪地区で収穫された新米30kgが詰められた631袋の米袋の検査が実施されました。

JA茨木市が買取する地場産米の多くは、例年、市内の小学校給食用に使用されています。JA茨木市では、市内農家の農業所得の向上と地産地消の一層の推進を図るため、今年から、新米の買取価格に米30kgあたり最大1,000円の加算金を上乗せすることとしています。また茨木市では、ウクライナ情勢等を背景に農業用肥料の高騰が続く中、実施する緊急支援の1つとして、今年度の学校給食用米をJA茨木市に販売した市内農家を対象に、米30kgあたり60円の農業活動支援給付金を支給する補正予算を9月の市議会定例会で決定しました。

これらにより、例えば1等級のキヌヒカリ、きぬむすめの買取価格は、昨年の30kg袋あたり7,500円から、今年は最大8,560円となります。JA茨木市によると、これは有名ブランド米並みの水準であり、昨年、約7,000袋だった市内農家からの買取申込は、今年は約8,500袋に増加したといいいます。

清溪地区で農家を営み、茨木市農協実行組合長会連絡協議会の会長も務める小西利一さんは、「JA茨木市独自の取組の加算金で市内農家からの買取数量が増えれば、地産地消の推進になる。市とJAで連携して、農業の魅力を高めることで、今後若い就農者が増えてくれたらうれしい」と話していました。

JA茨木市による令和4年産米の検査は、11月4日まで行われる予定です。