6月30日 茨木神社で無病息災を願う「茅の輪くぐり」

更新日:2022年07月04日

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6月30日、茨木神社(茨木市元町4-3)で、江戸時代から続いている伝統行事「茅(ち)の輪くぐり」の神事が行われました。

茅の輪くぐりは、神代(かみよ)の時代に、素盞嗚尊(すさのおのみこと)(御祭神)から授かった茅の輪を腰につけていたことで、その人が疫病にかからずにすんだという伝承にちなんで、江戸時代から疫病のはやる夏に息災を願い始まった伝統行事。毎年6月30日に、「夏越し(なごし)の祓い」として行われており、茅の輪をくぐって、半年間の災厄を取り除き、残りの半年間も無病息災でいられることを祈願します。

茅の輪は、長さ6メートルの割り竹で輪を作り、わらを巻いた上に、市内の川で取ってきた長さ80センチほどの茅(イネ科の多年草)を巻き上げ、直径2メートル、太さ約20センチに仕上げられます。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年に引き続き本年も、神事は6月30日の早朝に神職・総代のみで行われました。同日の午前10時に茅の輪が境内の参道に設置されると、家族連れらが次々に訪れ、祈りを込めてゆっくりとくぐり抜けました。親子で訪れた参拝者は「毎年家族の健康を願って来ています。健康に過ごせるように、茅の輪守りも家の玄関に飾りたい」と話しました。