7月14日金井宇宙飛行士 被災地応援ミッション報告会を開催

更新日:2021年12月15日

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講演する金井宇宙飛行士
フォトセッションの様子

14日、立命館いばらきフューチャープラザグランドホール(岩倉町2-150)で、JAXAの金井宣茂宇宙飛行士が、ISS(国際宇宙ステーション)での168日間のミッションの報告をしました。今回の報告会は、昨年の大阪北部地震・西日本豪雨で被災した地域の皆さんを応援するために行われたもので、当日は子どもからお年寄りまで、約1000人の市民が参加しました。

2017年12月から168日間におよぶISSでの長期ミッションについて講演。高品質たんぱく質結晶生成等の実験や船外での任務などを紹介したほか、休日の過ごし方についても紹介がありました。休日は、アメリカやロシアなど他国から来ている宇宙飛行士たちとバドミントン大会で盛り上がったそうで、「ふわふわ浮いた中での宇宙バドミントン大会で優勝しました。宇宙でバドミントンをしたのは我々が初めてだと思います」と述べると、会場からは笑いが起こりました。その後も、有人実験施設日本実験棟「きぼう」の役割や日本にいる管制官とのやり取りなど、宇宙に関わる仕事についての話があり、時折、会場からは「そうなんだ」などの声があがっていました。

質問コーナーでは、「質問したい人!」の司会者の声に、たくさんの子どもたちの手があがりました。「宇宙のにおいはどんな感じですか」との質問に、金井宇宙飛行士は「宇宙服のにおいを嗅ぐと鉄のようなにおいがします。それが宇宙のにおいかな」と答えるなど、客席を歩き回りながら質問に応じました。

最後に、金井宇宙飛行士は「たくさんの人にお越しいただいて、子どもたちからはとてもいい質問も飛び出し、楽しい時間を過ごしました。ここ茨木から宇宙飛行士が誕生してくれると良いなと思います」と述べました。