6月8日市北部の見山地区で赤しその最盛期を迎えました

更新日:2021年12月15日

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赤しそを収穫する様子

市北部の見山地区で、赤しそが最盛期を迎えました。

毎年、6月上旬から7月上旬にかけて収穫する同地区の赤しそは、昼夜の気温較差が大きい標高の高い山間部で栽培されることから、他の地域で収穫されるものよりも葉の色が濃く、産地ブランドとしても人気のある特産品のひとつ。最盛期を迎えた収穫当日(8日)は、雨に濡れた赤紫色の赤しそ畑が、梅雨空に一層鮮やかさを増していました。

「見山の赤しそは山間を流れる下音羽川のきれいな水で育て、収穫後も川の水で洗うことで葉の色艶がよくなるんですよ」と話す生産者の原田賢二さん・ヨシ子さん夫婦は、力を合わせて出荷基準を満たした赤しその収穫作業にとりかかりました。収穫した赤しそのほとんどは、川の水できれいに洗って水切りをした後、1束750~800gに仕分けされ、中央卸売市場へと出荷されます。

直売施設「de愛・ほっこり見山の郷」(大字長谷1131)の代表理事の原田忠節さんは「今年も例年通りの収穫量が見込まれ、とくに朝晩の冷え込みが厳しかったことで葉の色に深みがある赤しそができている。香りもすっきりしていて、梅干し漬けや赤しそシロップにしたときに鮮やかな色合いになることが期待できると思います」と話します。

「見山の郷」では、家庭で梅干しやシロップを作るのに適した450gから赤しそを販売。ほかにも赤しそサイダーや梅干などの加工品として販売されるとともに、施設内の飲食コーナーでも料理の一品として提供されます。問い合わせは「de愛・ほっこり見山の郷」(072-649-3328)。