1月21日 市全域防災訓練を実施

更新日:2021年12月15日

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21日、茨木市は指定避難所(市内75か所)を中心に、市全域防災訓練を実施しました。

市では、「命と暮らしを守る安全・安心なまち」を目指し、市民・地域とともにさまざまな災害に備えるため、平成27年度から全市民を対象とした訓練に取り組んできました。今回の訓練は3年間の集大成となる位置づけとなっており、市内にある30の自主防災会全てが参加しました。

初回の訓練では、7719人の参加がありましたが、若年層の参加が少ないなどの課題が残ったため、2回目となる昨年は幼稚園や学校などにも参加を強く呼びかけ、若年層に防災意識をもってもらうよう働きかけました。さらに、各地域でリーダー的存在となる防災士や女性防災リーダーを育成し、防災士自身が地域の防災訓練・研修の指導等を行うことで、「地域の防災力」を高めてきました。今年は、こうした経験・取組みを活かし、自主防災組織をはじめ、多くの市民、事業者・団体とともに、市内75か所でそれぞれの地域が主体となり、市一律ではなく、各地域独自の工夫を凝らした訓練を行うことができました。

当日、中条小学校区の自主防災会では、「非常用持ち出し袋プロジェクト」を実施しました。防災への意識を高めるため、子どもたちが無地のかばんに好きな絵を描いたり、スタンプを押して、自分だけのオリジナル非常用持ち出し袋を作成しました。プロジェクトに参加した子どもの保護者は「子どもたちが非常用のかばんを楽しみながら自由に作ることで、防災にも興味を持てたと思います。とてもためになる取組みだったと思います」と話し、また体験した子どもも、「かわいいスタンプを使ってお気に入りのかばんが作れました。このかばんを使って地震などに備えたいです」と話しました。

その他にも各地で約1万人の市民が参加しました。担当した危機管理課職員は「災害は必ず起こるもの。防災訓練の参加や家庭での備えを見直すことで自分の命を守る「防災力」を身につけていただきたい」と話し、今後予想される災害に備えて、より一層の防災意識の向上を呼びかけました。