12月11日 北陵中学校で、江口舞さんによる「障がいを考える講演会」を実施

更新日:2021年12月15日

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障害を考える講演会の様子
障害を考える講演会
障害を考える講演会

11日、北陵中学校(山手台一丁目23-10)で、障害者への理解と挑戦することの大切さを学ぶことを目的に「障害を考える講演会」が行われました。

講師としてお招きした江口舞さん(20歳)は、16歳の時に電車と接触する事故に遭い左脚のひざ下を切断。以来、義足での生活となりました。現在は、大阪市立加美東小学校で臨時職員として働く一方で、アーチェリーでパラリンピックを目指して練習を重ねています。

講演会では、「パラレルライフ~もう一つの人生」をテーマに自らの体験を語るとともに、24時間テレビでタレントのイモトアヤコさんと一緒に、槍ヶ岳登頂に挑戦した話やアーチェリーの腕前を披露しました。

「事故直後は左脚を失ったことや、電車事故を自殺と誤解されたことに落ち込んだ」と話す江口さんですが、悩む時間を前向きに挑戦する時間に変えようと決意したことで、障害があるからこそ良かった事や繋がった縁に気づいたとのことです。「今では、障害は個性だと考え、一度きりの人生を後悔なく過ごしたいと思っています」と話していました。

最後に、「障害があっても何歳になっても、誰もが夢を持つことができます。皆さんもどうか夢を持ち続けてください」と生徒たちに語りました。講演後、生徒は「アーチェリーに限らず、音楽の曲作りや自伝の執筆にも挑戦している江口さんの、その前向きな姿に感動しました」と話しました。