3月2日・3日 高齢者を火災から守れ 消防訓練と防火訪問を実施

更新日:2021年12月15日

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茨木市消防本部では、「春の全国火災予防運動」(3月1日~7日)の一環として、2日に消防訓練を、3日に高齢者世帯宅防火訪問を行いました。

2日の消防訓練では、市内の特別養護老人ホーム「ラガール」(大字安威12番地)の1階調理室から出火、逃げ遅れた人を救助し、消火する想定で進められました。初期消火の訓練として、施設職員が廊下に設置された補助散水栓を使用。続いて、到着した消防職員が施設内に進入し、消火活動を開始しました。また、逃げ遅れた人の救助として、2階バルコニーからはしごを、屋上からはしご車を使う訓練も行われました。

訓練に参加した施設職員は、「本番さながらの訓練で、緊張感がありました。いざというときは、今日の訓練で体験したことを役に立てたいです」と今日の内容をふりかえりました。

3日の防火訪問では、消防職員3人、関西電力の社員2人、女性消防団員1人、民生委員1人とともに、市内の高齢者世帯宅を訪問しました。

市消防本部では、災害弱者と言われる高齢者世帯を火災から守るため、消防職員が市内の高齢者世帯宅を定期的に訪問しています。関西電力の社員が配電盤に異常がないかを点検し、消防職員と女性消防団員は火災予防を呼びかけ、設置が義務化されている「住宅用火災警報器」の説明をパネルを用いて行いました。訪問を受けた高齢者は、消防職員の「この警報器はわずかな煙にも反応して音が鳴りますので、もし火災になっても、早い段階で逃げられる可能性が高くなるんです」という説明に熱心に耳を傾けていました。そして、「今日は防火に関するお話を聞けて良かったです。普段から火の用心を心がけていますが、これからも気を引き締めていきたいです」と笑顔を見せました。

消防訓練ではしご車から放水する消防士

消防訓練で、はしご車からの放水

防火訪問で、高齢者に住宅用火災警報器の説明をする消防職員

防火訪問で、住宅用火災警報器の機能の説明