6月30日 茨木神社で無病息災を願う「茅の輪くぐり」

更新日:2021年12月15日

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茅の輪くぐりの様子の写真

茨木神社で6月30日、江戸時代から続いている伝統行事「茅の輪くぐり」の神事が行われました。

茅の輪くぐりは、神代(かみよ)の時代に、素盞鳴尊(すさのおのみこと)(御祭神)から授かった茅の輪を腰につけていたことで、その人が疫病にかからずにすんだという伝承にちなみ、江戸時代から疫病のはやる夏に息災を願い始まった伝統行事。毎年6月30日に、「夏越し(なごし)の祓い」として行われており、茅の輪をくぐって、半年間の災厄を取り除き、残りの半年間も無病息災でいられることを祈願します。茨木神社では7月1日の午前中までくぐることができ、毎年多くの参拝者でにぎわっています。

茅の輪は、長さ6メートルの割り竹で輪を作り、わらを巻いた上に、市内の池で取ってきた長さ80センチほどの茅(イネ科の多年草)を巻き上げ、直径2メートル、太さ約20センチに仕上げられます。

神事が始まると、参拝者は神職から配られた切幣(きりぬさ)(およそ1センチ四方の紙片)を左肩、右肩、左肩と三度にわけてふりかけ、身を清めてから祈りを込めてゆっくりと茅の輪をくぐり抜けました。

初めて参加したという人は「厳かな雰囲気に心が洗われました。家族みんなが病気をしないようお祈りしました」と話していました。