6月27日 合言葉は「ういてまて!」 春日小学校の児童が着衣泳を体験

更新日:2021年12月15日

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着衣泳で空のペットボトルを持って水に浮く児童

27日、市立春日小学校で、同校の3年生から6年生が着衣泳を体験しました。

授業の指導は、水難学会から指導員の認定を受けた、茨木市の消防職員を含む、ボランティアによって行われました。まず指導員が、水の中の魚をのぞきこんで溺れたという寸劇を行い、誤って服を着たまま水の中に落ちた時は、顔を水面から出して仰向けになって浮いて待つように指導しました。また、友達が水に落ちたときは、すぐに119番通報をして周りの大人に知らせるとともに、空のペットボトルやランドセルなど水に浮くものを投げ、励ましの言葉をかけて自分は水に入らないようにと呼びかけました。

児童たちは水着の上に洋服を着た格好で、体に水をかけながらプールに入りました。そして、空のペットボトルを抱えて仰向けになり、水面から顔が出るよう練習を行いました。最初は体が強張っていましたが、指導員が「もっと力を抜いて、ペットボトルをおへその上で抱えると浮くよ」と声をかけると上手に水面に浮いていました。

指導を受けた児童らは、「はじめは難しかったけど、今日の授業で浮かぶときのコツをつかんだので、もし溺れても同じようにできると思う」と笑顔をみせました。

松元校長は、「万が一自分が溺れたときの注意点や、友達が溺れたときに取るべき行動を覚えておくことは大切です。この着衣泳の授業で、体を使ってしっかりと学んでほしいですね」と話しました。