10月18日 車椅子バスケットボールを体験―中条小でパラリンピックキャラバン

更新日:2021年12月15日

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子供達が車椅子バスケットボールに挑戦する様子の写真

18日、市立中条小学校(新中条町7-12、藤原弘之校長)の4年生(161人)が、車椅子バスケットボール選手の諸隈有一(もろくまゆういち)さんと吉川弘一(よしかわこういち)さん、北京パラリンピック(2008年)日本代表の車椅子ラグビー選手、永易 雄(ながやすゆう)さんを講師に迎えたパラリンピックキャラバンを体験しました。

諸隈さんが特別講師を務めるパラリンピックキャラバンは、障がい者スポーツ選手が自分たちのスポーツや生活について説明し、子どもたちに実際に体験してもらうことで、子どもたちが障がい者に対する正しい認識をもち、万人が持つ可能性に気づいてもらうことを目的したもの。中条小学校での実践は今年で4年目です。

模範演技では諸隈さんたちと4年生の担任の先生たちが競技用の車椅子操作を披露。シュートを決めると、子どもらからは歓声と拍手が起こりました。また、永易さんが車椅子同士が激しくぶつかり合うラグビーのタックルを再現すると、その迫力に圧倒されていました。最後に、児童の代表が選手と共にバスケットの試合を行うと、子どもらは大興奮。同級生が車椅子を操りながら、ゴール下までドリブルし、シュートを決めたときは、体育館は拍手喝采に包まれました。

諸隈さんは、「障がいのあるなしに関わらず、人間である限りできること、できないことがあります。できないから諦めるのではなく、できないことをできるように工夫して考えてほしい」と実体験を交えながら語りました。その言葉に、子どもらは真剣に耳を傾けていました。