8月3日 安威川上流で「親と子の水辺自然観察会」を実施

更新日:2021年12月15日

ページID: 15131
親子で水辺の生き物を探す様子
水辺の生き物ミニ講座

2日、安威川上流の桑ノ原(くわのはら)橋付近で「親と子の水辺自然観察会」が実施され、市内の小学4~6年生の親子24組49人が水生生物の観察を行いました。

これは、河川に生息する生物を観察し、川の水質を知ることで、水辺の自然環境への関心を深めることを目的に、毎年この時期に行われているものです。

現地に到着した参加者は、講師の谷 幸三さんとボランティアおよび市職員から観察会の説明や水中での注意事項を聞いた後、5つの班に分かれ川に入りました。

この日の気温は、観察会開始時点で30度。都会の蒸し暑さから離れ、安威川に入った児童たちは「冷たくて気持ちいい」と大はしゃぎ。川底の石を拾い上げたり、網で水草の生え際を突いたりして、水生生物の採取を行いました。約40分の採取の結果、各班ごとの白色バットには、サワガニやスジエビ、トビケラなど25種類ほどの水生生物が集められました。

川からあがった後、参加者は採取した生物名や川の様子をシートに記録し、講師から指標生物を利用した水質判定方法の紹介を受けたほか、カニの雄雌の見分け方などについてのミニ講義を夢中になって聞いていました。

参加した親子は、「(親)夢中で虫やザリガニをとっていた子どものころを思い出しました」「(子)きれいな水に棲む生き物を減らさないよう、川をきれいにしたいです」と笑顔で話し、安威川上流の豊かな自然を満喫した様子でした。