6月29日 南極昭和基地とライブ中継!中条小学校で「南極教室」を開催

更新日:2021年12月15日

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南極の氷を見る児童
南極教室の様子

29日、中条小学校(新中条町7-12、藤原弘之校長、935人)、で同校の6年生(156人)が大学共同利用機関法人情報・システム研究機関国立極地研究所(東京都)主催の南極昭和基地とのライブ交流イベント「南極教室」に参加しました。

この南極教室は、南極で観察を行っている南極地域観察隊員と日本国内の児童・生徒が衛星回線を通じてリアルタイムで交信するもの。子どもたちに地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観察の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことが目的。同校出身で第53次日本南極地域観察隊の伊藤礼隊員(58歳、三菱電機株式会社)からの紹介で同校が申し込み、実現しました。

第1部では、南極教室に先立ち、茨木市在住で元観察隊員の井熊英治さん(42歳)による南極講話を行いました。6年生の担任の先生が防寒服を着て登場すると、生徒達は実際に防寒服を触って生地の感触を確かめていました。また、南極の氷についての説明では実際に南極から届いた氷を触ったり、氷が入ったコップを耳に当て氷の中の空気の音を聞いたりして南極の様子を体感していました。

第2部では、伊藤隊員との交信が行われ、53次隊、昭和基地の紹介や南極クイズ、児童からの質問コーナーが行われました。伊藤隊員は「こちらの気温は-16℃です。大阪は何度ですか」と質問すると、児童の代表が「大阪は33℃です」と答えていました。

児童たちは「クイズ形式で南極のことが学べてよかったです。南極は奥が深いなと思いました」と中条小学校の先輩との交信で南極を満喫した様子でした。