6月12日 東雲中学校で心肺蘇生訓練を実施

更新日:2021年12月15日

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子供達の訓練の様子の写真

12日、東雲中学校で、同校の2年生が体育の授業として市消防本部職員による心肺蘇生訓練を行いました。

この訓練は市消防本部からの提案を受けたことがきっかけで、命の大切さを実感し、命を守る方法を実践するために今年初めて生徒向けに訓練を行ったもの。

訓練ではまず、DVDが流され、心臓突然死で亡くなった人の話と一方、心肺停止になりAEDの使用により、一命を取り留めた人の話が紹介されました。1年間で約6万人が心臓突然死で亡くなっており、「そばにいるあなたにしか救えない命がある」というメッセージが流れると生徒たちは真剣な表情でDVDを見ていました。

実技訓練では「シーピーアール(心肺蘇生)トレーニングボックス」を使って、DVDの説明に合わせて胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を実践しました。生徒たちは何度も何度も胸骨圧迫を行い、息を切らしながら真剣に訓練を行っていました。

最後に市消防職員は「緊急の場面に遭遇した時、勇気を持って声をかけてください」と語りかけました。

訓練を体験した生徒は「胸骨圧迫を何度も繰り返してしんどかったです。命を助けるのはとても大変だなと思いました。今日の訓練で、緊急事態では自分がどう対応したらいいのかが分かったので、もしもの時は自分が人を助けたいと思います」と話していました。