広報いばらき

特集2 事故削減へ‼自転車マナーUP

 自転車は、ルールを守り、注意深く運転しなければ、大切な命を奪ったり失ったりする重大な事故につながります。11月の自転車マナーアップ月間にあわせて、今一度、自転車のルールを学びましょう。

問合先 道路交通課 電話620-1651

市内の自転車事故の現状

 昨年、市内で発生した自転車事故は285件。死傷者の内訳は死者1人、負傷者285人(うち重傷者36人)となっています。自転車事故の件数自体は年々減ってきてはいますが、自転車事故の占める割合は横ばいとなっています。

年間人身事故発生件数(件)

(※各項目、年度、人身事故、自転車事故の割合の順で)

平成23年
1645件
33%

平成24年
1674件
35%

平成25年
1653件
34%

平成26年
1563件
32%

平成27年
1325件
29%

平成28年
965件
32%

自転車レーンの走行・左側通行を守ろう

 平成14年〜17年のある交差点での状況別自転車事故の件数を示しています。市では、一番安全な車道の左側通行を促すため、市内の一部道路に青い矢印を表示した「自転車レーン」を設けています。交差点での出会い頭事故や歩道での歩行者との接触事故などを防ぐため、自転車レーンの走行・左側通行を守りましょう。

右側通行

車道走行 8件
歩道走行(車道側) 16件
歩道走行(歩道側) 30件

右側通行(逆走)は自動車の死角になりやすく出会い頭事故の危険性が高い

左側通行

車道走行 0件
歩道走行(車道側) 9件
歩道走行(歩道側) 16件

市内高校の取組み

安全運転で自転車運転免許証を発行
北摂つばさ高校 浅川龍之佑さん

 北摂つばさ高校には自転車運転免許制度というものがあります。茨木ドライビングスクールに協力いただき、全生徒が入学してすぐに自転車ルールの講習と、実技・学科試験を受けます。実際に正しい走行を体験し、意外と知らなかった標識やルール等の知識が増えることで、安全運転が身に付きます。合格すると、免許証が発行され、毎年学科試験を受けて更新していきます。免許証のおかげで、常に自転車のルールを守る意識を持つことができています。

安全功労者内閣総理大臣表彰を受賞
茨木西高校 竹下知里さん

 警察や地域の人、先生たちが登下校時に見守りをしてくれているので、学校全体で、自転車の速度や一時停止を守るということを強く意識しています。また、自転車通学の生徒は自転車と一緒にカッパの登録も必要で、傘さし運転の防止に力を入れています。こうした取組みを続けたことで、安全運転が自然と身に付き、事故の件数も減少してきており、7月に、継続した自転車安全への取組みに対して安全功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。

やめよう、自転車のこんな乗り方

傘さし運転や携帯電話の使用

罰則

5万円以下の罰金

雨の日はカッパを着用しましょう!

一時不停止

罰則

3月以下の懲役または5万円以下の罰金

歩道で歩行者妨害

罰則

2万円以下の罰金または科料

歩道は歩行者優先です!

自転車はルールを守って安全に乗りましょう!