広報いばらき

特集1
平成28年度施政方針の主な事業 まちに確かな未来を

 6月9日から市議会定例会が開かれ、福岡洋一市長が平成28年度の市政運営の基本姿勢を示す「施政方針」を説明しました。6つの政策の柱に沿って展開される主な事業を、とある家族の一日を通して紹介します。問合先 政策企画課 電話620-1605

6つの政策の柱

(1) 人と自然が共生する持続可能なまちに
(2) 次代の茨木を担う人を育むまちに
(3) ともに支え合い・健やかに暮らせるまちに
(4) 都市活力があふれる心豊かで快適なまちに
(5) ともに備え命と暮らしを守るまちに
(6) 対話重視で公平公正な市政運営

茨木さん一家

おじいさん(66歳)
おばあさん(68歳)
お父さん(43歳)
お母さん(37歳)
未来くん(小学4年生)
ユメちゃん(3歳)

おはよう。日曜日の朝からどこにでかけるん?
わしは阪急で京都、おばあさんはJRで神戸に行くんや
1-(1)をcheck

そういえばJR茨木駅と阪急茨木市駅の周辺整備の検討が進められているらしいね

1-(2)をcheck

そうみたいやね。来年春ごろには、JRの駅構内にエスカレーターが設置されるんやって。便利になるね

1-(3)をcheck

それにJR茨木駅東口広場の愛称を公募するんやで。わしもひとつ考えてみよか

お父さんはどこに行くん?
1-(4)をcheck

お父さんは市民会館の跡地の活用についていろんな人と対話してくるよ

いってらっしゃい
まちがいろいろ変わっていくみたいやなぁ

まちづくり

1.人と自然が共生する持続可能なまちに

1-(1)JR茨木駅西口・阪急茨木市駅西口周辺の整備

 複数の交通手段が集まる場所としての機能強化とともに、市の玄関口として、市民が集える憩いや賑わいのある空間の創出を目的に、両駅の西口周辺の再整備計画の早期具体化を促進

1-(2)JR茨木駅構内エスカレーターの整備

 駅利用者の利便性の向上と本市のイメージアップを目的として、駅構内にエスカレーター等の設置を促進(1億8,567万円)

1-(3)広場愛称事業

 JR茨木駅東口広場のイメージアップと中心市街地の賑わい創出を図るため、愛称を公募し、選定後広場に看板を設置(45万円)(まちづくり参照)

1-(4)市民会館100人会議

 「どんな施設にしたいか」など、市民会館跡地の活用について市民と一緒に考え、跡地活用の検討へと繋ぐ(81万円)(トピックス参照)

こんな取組みもあります

茨木松ヶ本線の整備

 市街地中心部の東西交通の円滑化と渋滞緩和のため、JRアンダーパス等の道路を整備(3億3,669万円)

北部地域のまちづくり検討調査

 北部地域全体の活性化を図るため、既存の魅力や今後生まれる資源を活用し、さらなる魅力を創造するためのデザイン検討等(500万円)

いばらき環境ポイント制度の実施

 環境学習への参加などの環境配慮行動に対して、指定物品との交換等ができる環境ポイントを発行(465万円)(トピックス参照)

環境教育のさらなる推進

 小学校における学年別のプログラムによる環境教育の充実、小学校で環境教育を行う担い手を育成するための研修会を実施(20万円)

太陽の母
太陽くん(小学5年生)

来年から仕事に復帰しようと思ってるねんけど、ユメが保育所に入れるか心配やわ
2-(1)(2)をcheck

市では「待機児童ゼロ」に向けて、取組みを進めているらしいよ。近所の私立認定こども園を建て替えて定員を増やすみたいやし、保育施設開設に向けた整備も進むみたいやね

2-(3)をcheck

太陽が言ってたんやけど、今度学校で「英語シャワーデイ」があるんやって

あ、それ知ってる
小学5年生以上が外国人の先生と英会話を集中的に行う授業が始まるんやって。名づけて「英語シャワーデイ」!
2-(4)をcheck

すごいよね。新しい学力体力向上計画の策定に向けた調査も行われるみたいやし、茨木の教育がどんどん充実されていくんやね

教育子育て

2.次代の茨木を担う人を育むまちに

2-(1)私立認定こども園の建替による定員の増加

 老朽化している私立認定こども園の建替工事を行い、定員を増加(7億1,553万円)

2-(2)小学校用地を活用した学童保育施設と小規模保育施設

 平成30年開設に向け春日小学校敷地内に学童保育室と小規模保育施設を設計(1,155万円)

2-(3)小学校・中学校における英語教育の充実

 英会話を集中的に浴びる時間「英語シャワーデイ」を各クラス1回実施するためのNET(英語を母国語とする講師)の配置と、英語習得のための教材を活用(384万円)

2-(4)第4次学力体力向上計画策定に向けた施策の推進

 来年度からの第4次学力体力向上計画への活用と保護者等への啓発・情報発信を行うため、市内小・中学校の保護者に対するアンケート調査を行い、大阪大学と連携し分析(105万円)

こんな取組みもあります

こども医療費助成の所得制限を廃止

(平成28年12月から)

3-(1)をcheck

そういえば、介護予防や生活支援サービスの種類が増えて、利用しやすくなったって、おじいちゃんが喜んでたわ

3-(2)(3)をcheck

ほかにも、親子ひろばの開設とか、妊婦健康診査の助成額が上がったりするらしいわ

3-(4)(5)をcheck

不妊治療の助成が始まったり、障害者差別解消のための取組みも進んだり、どんどん住みやすくなっていくなぁ

福祉

3.ともに支え合い・健やかに暮らせるまちに

3-(1)介護予防・生活支援サービスの拡充(通所型・訪問型サービス)

 要支援者の多様なニーズに対応できるよう、住民等のさまざまな主体が参画したサービス提供体制の整備(3,163万円)

3-(2)早期療育事業のための親子ひろばの開設

 発達が気になる子どもへの支援を推進するため、身近な地域で療育的支援を実施する「親子ひろば」を開設(33万円)

3-(3)妊婦健康診査公費助成の拡充

 妊婦1人当たり12万円に増額(4,372万円)

3-(4)特定不妊治療助成の開始

(774万円)

3-(5)障害者差別解消に向けた取組み

 障害者差別解消法の周知と障害福祉課窓口にタブレット端末を導入し、分かりやすい情報を提供(59万円)

こんな取組みもあります

市民後見人の養成

 市民目線によるきめ細やかなケアができるよう、地域住民を後見人とするための養成講座を実施(90万円)

昼の続き

あっ、あかりお姉ちゃんや

あかりさん(隣人の大学生)

どこ行ってたん?
4-(1)をcheck

産学連携交流サロンのお手伝いに行ってたんやで

何それ?なんか面白そうやな
これはね、事業者と大学が連携するきっかけづくりの場のことやで。市内の企業が大学と一緒に新商品なんかを開発する「産学連携」を後押しするものやねん
へぇ〜、そうなんや
4-(2)をcheck

昨日は、農業体験ファームにも行ったんよ。茨木って、学生でもいろんなことに挑戦できるのがいいのよね

頑張ってるあかりお姉ちゃんは素敵やで
4-(3)をcheck

ありがとう。女性向けの起業セミナーも始まるし、これからもいろんなことにチャレンジしていくわ

4-(4)をcheck

もうこんな時間や。市史発刊記念シンポジウムに遅れるわ。それじゃまたね

あかりお姉ちゃんバイバイ

経済

4.都市活力があふれる心豊かで快適なまちに

4-(1)産学連携交流サロン事業

 産学連携に興味がある事業者のために、事業者と大学との交流の機会を創出(97万円)

4-(2)農業体験ファームの実施

 農作業を手伝う人や新たに農家になる人を増やすなど持続的な農業の振興のため、学生や市民等を対象に農業体験教室を実施(46万円)(講座・講習参照)

4-(3)女性向け起業へのファースト・ステップセミナー

 女性を対象に、「起業」の初歩に関するセミナーを開催(63万円)

4-(4)「新修茨木市史」全巻発刊記念シンポジウム

 市史全巻完成(8月中旬発売開始)を記念し、市史編さん委員による講演とシンポジウムを実施(63万円)

こんな取組みもあります

中小企業人材育成支援事業補助制度の拡充

 市内中小企業の人材育成の支援体制の充実を図るため、中小企業人材育成支援事業補助金の対象となる実施機関の範囲を拡充(30万円)

千提寺菱ヶ谷遺跡の史跡整備事業

 隠れキリシタンとの関連性が想定される千提寺菱ヶ谷遺跡の保存活用のため、継続した確認調査や化学分析の実施(376万円)

いただきまーす
今日公園で遊んでたら、ちょっと変わった形のベンチがあってんけど、あれってなんなん?
5-(1)をcheck

それは災害の時にかまどとして使えるベンチのことやで。最近身近な公園の防災機能が強化されてるって学校で習ったで

いざという時に役立つんやな
5-(2)をcheck

今年は子育て世代や女性を対象とした防災訓練なんかも開催されるみたいやし、私もいざというときのために参加しようかな

それはいいことやね。ところで、近頃子どもを狙った犯罪が多いみたいやけど未来たちは大丈夫なんかな
5-(3)(4)をcheck

通学路に防犯カメラがつくらしいし、地域安全センターを増やす取組みも進むみたいだね

災害にも犯罪にも、いろんな面から備えてるんやね

安全

5.ともに備え命と暮らしを守るまちに

5-(1)一時避難地防災機能の強化

 身近な公園の防災機能を高めるため、市内12か所の一時避難地となる公園に、かまどベンチ、非常用ソーラー照明、災害用マンホールトイレ等を順次整備(670万円)

5-(2)子育て世代や女性を対象とした防災啓発の実施

 さらなる防災意識の向上を図るため、防災訓練等への参加が少ない子育て世代や女性を対象とした防災啓発事業を実施(55万円)

5-(3)通学路見守り用カメラの設置

 市内全小学校の通学路に総数320台の防犯カメラを設置(759万円)

5-(4)地域安全センター設置の推進

 地域の防犯ボランティアの拠点を設置する地域団体に対して、補助金を交付(220万円)

こんな取組みもあります

共同住宅の耐震改修等補助

 市内の共同住宅に対し、耐震改修または除去費用の一部を補助する制度を創設(2,000万円)

移動型消費生活展の実施

 公民館やコミュニティセンターをはじめ、市内商業施設で消費生活展を実施し、より多くの人に消費者教育・啓発を推進(16万円)

自主防災組織への防災アドバイザー派遣

(41万円)

市内全域シェイクアウト訓練の実施

 若年層、特に児童・生徒への防災教育の一環として、市内全域の防災意識の高揚を図るため、学校・企業・地域等と連携した訓練を実施(306万円)

防災情報WEBページリニューアル

 防災情報を分かりやすく提供するため、市ホームページ上の防災情報をリニューアル(598万円)

6-(1)をcheck

ところで最近、「対話」という言葉をよく耳にするけど、市はどんなことをするんかな?

市は、対話を重視していて、地域の住民や市の職員が集まって、まちや地域の将来などについて話し合おうとしているんだ。その仕組みの一つとして、無作為に選んだ人たちと、市長や職員が話し合うらしいよ
いろんな人の意見が聞けそうでええなぁ
6-(2)をcheck

そのほかの取組みに、広報誌を使った意見募集や中学生・高校生・大学生との意見交換会もあるんだ

6-(3)をcheck

市民の声を聴くだけでなく、大学の先生たちによる施策の外部評価も行うんやって

これからまちがどう変わっていくのか、楽しみやな

これからも市の取組みに注目やで!

各取組みの詳しい内容は、広報いばらきや市ホームページなどで順次お知らせしていきます

対話

6.対話重視で公平公正な市政運営

6-(1)対話を重視したまちづくり

 無作為で選ばれた市民との対話の仕組みを構築

6-(2)広報誌等を通じた市政への意見・提言の募集

 市政に対する意見や提言を広く聴取するため、広報誌を通じて意見を募集するほか、「未来の茨木」等をテーマに中学生・高校生・大学生との意見交換会を実施(66万円)

6-(3)施策評価(外部評価)の実施

 第5次総合計画の進捗管理を適切に行うため、市職員による施策評価(内部評価)に加えて、学識経験者の専門的な視点による外部評価を導入(10万円)

こんな取組みもあります

政治倫理条例の制定

 行政の透明性の向上のため、「(仮称)市政治倫理条例」の制定に向け、検討を開始

新公会計制度の整備

 市の財政状況等を市民に分かりやすく伝え、市政運営への理解を深めることや、財政運営への活用に向けて、統一的な基準による公会計制度の整備(1,400万円)

メリハリあるビルド&スクラップの実践

 行政の使命である市民サービスの充実を図るため、既存事業を見直す

地域活動支援交付金

 要件をみたす地域自治組織に活動交付金と運営交付金で、最大100万円を交付(290万円)