広報いばらき

消費生活だより

費用の記載がない場合は参加無料。定員・申込などの記載がない場合は事前申込不要または当日直接会場へ。

問合先、消費生活センター 電話624-1999、午前9時〜午後4時30分

子どものまわりはキケンがいっぱい!

 子どもの事故で多いのが、「転ぶ事故」や「のどに物が詰まるなどの事故」です。また、入院が必要となる割合では、「溺れる事故」が最も高くなっています。

 気をつけなければならないのが、大人にとっては危険ではないものも子どもにとっては危険なものになりうるということです。最近はさまざまな「便利グッズ」や子どもの目を引く「面白グッズ」がありますが、それらの中には使用を誤ると危険なものもあります。特に新しい商品は使い方が周知されていないので、説明表示をよく読み、大人も子どもも気をつけて使うようにしましょう。

ケース(1) 浴槽用首輪型乳幼児浮き輪

 浮き輪をつけて浴槽に入れたままおむつの準備をするため1分くらい浴室を離れた。浴室に戻ると、浮き輪は外れ、子どもが底に沈んでいた。すぐに抱き上げ救急車を呼んだ。1週間入院した。

首輪型の浮き輪は、空気が十分に入っていないと外れたり、子どもを支えきれず沈んだりする恐れがあります。子どもの命に関わる危険性もあるので、使用の際は絶対に子どもから目を離さないでください。

ケース(2) 花粉防御用メガネ

 子どもの花粉症がひどいので、花粉防御用のメガネを購入した。学校にかけていったが、体育の授業中に走ってきたほかの児童が顔面にぶつかり、メガネの縁で左目の上を切り、8針縫った。

花粉防御用メガネは、フレームの張り出しが通常のメガネより顔面に近くなる形状となっています。そのため、転倒や衝突した時に目の周囲にけがを負う恐れがあります。運動中は外すなど、注意が必要です。

ケース(3) ジュースと思って飲んだら・・・

 8歳の娘がジュースと間違えてお酒を飲んでしまった。スーパーに行ったときに娘が持ってきた物だったが、同じブランドの缶ジュースとパッケージが似ていたのでその時はお酒と区別できなかった。

子どもは体が小さいため、大人よりも急性アルコール中毒に陥りやすいものです。お酒の中にはジュースと間違えやすいパッケージのものもあるので、大人がよく確認する必要があります。

ケース(4) カプセル型洗剤の誤飲

 カプセル型の洗剤を洗面所の棚の上に置いていた。タオルと一緒に床に落ちたらしく、子どもが食べてしまった。発見した直後から複数回の嘔吐があり、病院に救急搬送された。

カプセル型洗剤はカラフルな物が多く、小さい子どもはゼリー等と間違えて口に入れてしまいがちです。濡れると溶けやすいため、深刻な中毒症状にもつながります。必ず子どもの手の届かないところに置いてください。

万が一に備えて…
応急手当の方法や、事故が起こった時の相談窓口などを把握しておきましょう。

救急電話相談

救急安心センターおおさか 電話♯7119(24時間対応)
小児救急電話相談 電話♯8000(午後8時〜翌午前8時)

急性中毒事故が起こったときの応急手当や相談

大阪中毒110番 電話072-727-2499(24時間対応)
タバコ専用電話 電話072-726-9922(24時間対応)