広報いばらき

特集 Life with KIRAMEKI 「きらめき」のある生活

問合先 生涯学習センター 電話624-8182

 今年度、開館10周年を迎えた生涯学習センターきらめき。

 これからもたくさんの市民の皆さんにご利用いただくために、その魅力をお伝えします。

「住みたい」「住み続けたい」「訪れたい」まちをめざして

茨木市長 木本保平

 明けましておめでとうございます。

 皆様には、清々しい新年をお健やかにお迎えのことと心からお喜びを申しあげます。

 さて、昨年は、広島市の土砂災害や、御嶽山の噴火により多数の犠牲者が発生するなど自然災害の脅威を実感した年であり、本市におきましても、台風11号の接近の際、初の避難勧告を発令する事態となりましたが、幸い重大な被害の発生には至りませんでした。今後、こうした経験をいかし、防災・減災への取組みを一層推進してまいる所存です。

 また、市民の皆さんが安心して暮らせるよう、市内の医療機関を支援して救急医療体制の充実を図るとともに、将来を担う子どもたちの学力・体力向上に向け、新たに「茨木っ子ジャンプアッププラン28」をスタートさせました。加えて、まちの魅力向上と活力アップにつながる各種主要プロジェクトも着実に進展を見せております。

 新たな年を迎え、春にはJR茨木駅東口において、駅利用者の利便性向上と、賑わいが創出できる空間を備えた駅前広場がオープンし、さらに、6月には立命館大学キャンパス内に市民開放施設「立命館いばらきフューチャープラザ」が開設されるなど明るい話題が続きますので、ぜひとも多くの市民の皆さんにご利用いただきたいと思います。

 平成27年度は、これからの10年間を見通した新たな総合計画がスタートする年度にあたります。総合計画は、市民の皆さんと一緒に将来像を描き、共有しながらまとめた「まちづくりの道しるべ」であり、これまで取り組んできた施策のさらなる推進に加え、本市の魅力を市内外に発信する「シティプロモーション」といった新たな取組みなどを進めてまいります。

 本年も、本市がより一層「住みたい」「住み続けたい」「訪れたい」と思われる魅力的なまちとなるようまい進してまいりますので、皆様の変わらぬご指導とご協力をいただきますようお願い申しあげ、新年のごあいさつといたします。

Story of KIRAMEKI
きらめきの経緯

オープン10周年を迎えて

 平成16年(2004年)12月1日、本市の生涯学習の拠点として「生涯学習センターきらめき」(以降きらめき)はオープンしました。

 市では、きらめき開館以前も養精中学校の旧校舎を使用し生涯学習施設の整備・充実を推進していました。しかし、そこは部屋数が少なく、開講できる講座が限られていました。そんな中、平成10年(1998年)に生涯学習都市を宣言。その流れの中で、「学習室を充実させてほしい」「実技講座をしてほしい」「駐車場がほしい」といった市民の声を受け、きらめきの建設に至ったのです。

 それから10年が経ち、きらめきは各種講座・イベントへの参加や施設利用などで多くの市民に利用され、親しみやすい生涯学習の場として定着しつつあります。一方で、いまだにきらめきの存在を知らない人や存在を知ってはいても利用したことがない人がいるのも事実です。

 きらめきは充実した設備だけでなく、たくさんの講座やイベントがある魅力的な施設です。市では、より多くの市民の皆さんに、きらめきについて知ってほしい、もっと気軽に利用してほしいと考えています。

Feature of KIRAMEKI
きらめきの特徴

市民が利用可能な充実した施設

 きらめきを語るうえで外せないのは、その設備の充実ぶりです。可動いす478席を備え、講演会や音楽会などに利用できるきらめきホールや、パソコン学習のためのIT学習室があります。そのほかにも、工芸室、陶芸室、和室、多目的スタジオがあり、用途に合わせて幅広く利用できます。

 ひとつの建物にこれだけの設備が揃っている施設は近隣自治体を探してもなかなか見当たりません。これらの部屋や室内の備品などは市主催のイベントや講座の開催時だけでなく、市民の皆さんも申込手続きをすれば利用することができます(施設の利用方法、施設使用料金は下記参照)。

 また、きらめきには116台収容できる4階建ての駐車場と約300台収容できる駐輪場があります。遠方から来る人や、手荷物が多く徒歩での来館が困難な人にも便利です。

市民が活躍する施設に

 市民の活躍も見逃せません。例えば、「生涯学習だよりまなびどり」は、編集員を一般市民から公募するという新しい試みの情報誌として、平成12年(2000年)1月に前生涯学習センターによって創刊されました。きらめき開館後も引き続き作製され、現在は年3回(4月・8月・12月)発行しています。生涯学習の主体である市民が編集員として参加することで、市民感覚を紙面作りにいかしています。同誌には、きらめきの講座やインタビュー記事を中心に市内のさまざまな情報を掲載しています。きらめき館内や市の公共施設等に設置していますので、ぜひ、手にとってご覧ください。

 このほかにも、市民が講座のスタッフとして活躍するなどきらめきは市民が運営に関わり輝く場になっています。

施設利用の申込方法等

1.きらめきNET(パソコン)から申込

 窓口で利用者登録後、インターネット接続のパソコンから抽選申込や利用申請の手続きが行えます(きらめきホールと学習室401〜405を除く)。

受付時間

 午前5時〜翌日午前0時

使用料

 施設利用の翌月に指定の金融機関口座から自動引き落とし

抽選申込期間
会議室等
3か月前の月の20日から月末まで
多目的スタジオ
4か月前の月の20日から月末まで
抽選日
毎月1日にコンピューター抽選を行い決定

2.窓口で申込

受付時間

 午前9時〜午後5時(休館日を除く)

使用料

 申込時徴収

申込開始日
きらめきホール
 6か月前の月の1日(1日が休館日の場合は翌日)に窓口で抽選、以降先着順
多目的スタジオ
 3か月前の月の2日(2日が休館日の場合は翌日)に窓口で抽選、以降先着順
会議室等
 2か月前の2日(2日が休館日の場合は翌日)に窓口で抽選、以降先着順

部屋の空き状況(利用日当日は除く)は、登録しなくても「きらめきNET」で見ることができます。きらめきホームページの施設予約から「きらめきNET」に入ってゲストログインしてください。

4月1日以降の施設使用料金表(抜粋)

(※各項目、室名、定員、午前(午前9時〜正午)、午後A(午後0時30分〜3時)・午後B(午後3時30分〜6時)、夜間(午後6時30分〜9時30分)の順で)

陶芸室
20人
2,100円
各1,700円
2,100円

工芸室
24人
3,000円
各2,500円
3,000円

アトリエ
20人
2,400円
各2,000円
2,400円

和室(全室)
34人
1,450円
各1,250円
1,450円

きらめきホール
478人
12,700円
各10,550円
12,700円

多目的スタジオ
70人
3,250円
各2,650円
3,250円

録音スタジオ
14人
550円
各500円
550円

音楽スタジオ
10人
400円
各300円
400円

食工房
20人
2,250円
各1,900円
2,250円

研修室301
33人
1,200円
各1,000円
1,200円

研修室302・303
51人
1,600円
各1,350円
1,600円

研修室304
66人
2,000円
各1,700円
2,000円

会議室305
60人
1,700円
各1,400円
1,700円

会議室306・307
18人
600円
各450円
600円

学習室401〜405
30人
1,200円
各950円
1,200円

IT学習室
30人
2,850円
各2,400円
2,850円

※2人以上の高校生以下の人で構成された団体が利用する場合は、当該使用料の2分の1に相当する額(50円未満の端数は切り捨て、50円以上100円未満の端数は50円とする)。

※利用者が500円以上の入場料その他これに類するものを徴収する場合は、当該使用料に10割を加算。

※3月31日までの使用料についてはお問い合わせください。

Interview
きらめきの利用者

浦木昭孝さん

 私は現在、「茨木蕎麦打ち倶楽部」というサークルに参加しています。きらめきは月5回ほど、その活動時に利用しており、蕎麦を打つときは食工房、サークルの話し合いをするときは会議室を借りています。サークルの仲間で定期的に集まるので、場所を変えずに同じ建物で用途や参加人数に合わせて部屋を利用できるのがいいですね。また、駐車場があるので車で来所できるのが助かります。

 きらめきの中でも私達の活動に欠かせないのが食工房です。作業台が広く、机の高さが調節できるので、蕎麦を打つのに非常に便利です。また、シンクが作業台と別に部屋の周りについているので部屋のレイアウトを自由に変更できるのもありがたいですね。こんなに良い設備はほかの施設では見られません。今後もきらめきを利用したいと思います。

まなびどり編集ボランティア

 現在、8人の市民が編集ボランティアとして「まなびどり」の編集に携わり、編集会議や取材、原稿の作成、校正を行っています。

 取材でさまざまな場所を訪れたり人に会ったりする度に新しい発見があり、私たち自身も楽しく学びながら編集を行っています。まなびどりが皆さんの学びのきっかけになったら嬉しいですね。これからも、皆さんに「読んでよかった」と思ってもらえる冊子を作っていきたいと思います。

Starting at KIRAMEKI
きらめきで始める

きらめきの講座・イベント

 きらめきでは、さまざまな講座やイベントを実施しています。毎年100種類もの講座が開講される「きらめき講座」、講師が無償で実施する「ボランティア講座」やランチタイムコンサートなど、もりだくさんです。これだけたくさんの催しがあれば、皆さんの興味を引くものがきっとあるはず。何か新しいことを始めたい、休みの日に予定がないのでどこか行きたい—きらめきはそんなあなたを待っています。イベント・講座については本誌に掲載していますのでご確認ください(今月はイベントページから掲載)。

「きらめき」のある生活を

 「きらめき」という名前には、「センターで市民が光り輝くように」という思いが込められています。そして今日もたくさんの人がきらめきを訪れ、いきいきと輝きながら人生を楽しんでいます。

 10周年を迎えたきらめきですが、これから更に20年、30年と皆さんの人生を楽しく豊かにする学びの場を提供していきたいと考えています。今まできらめきをあまり知らなかったあなたも、何かしたいと思ったときはきらめきを思い出してください。

 さあ、今度はあなたの番です。生涯学習センターきらめきを利用して「きらめき」のある生活を始めませんか。

きらめき講座

通年(5月〜3月)・前期(5月〜9月)・後期(10月〜3月)のそれぞれの期間で、8回〜30回継続型の講座です。

(1)パーソナルカラー(実践編)、(2)英会話初級、(3)クラシックギター講座初級編、(4)やさしい陶器作り(初級)、(5)おいしい家庭料理、(6)茶道講座、(7)油絵(上級)

受講生の声

 一時保育を利用できるので子育て世代でも安心して受講でき助かります。

受講生の声

 講座の数が多いので、興味があるものが見つかりました。同じ趣味を持つ仲間ができて楽しいです。

ボランティア講座

受講料が教材費のみで、回数が主に1〜6回と少ないのが特徴。

ソーイング入門講座

プリザーブドフラワーアレンジメント講座

受講生の声

 テーマによって気軽に申し込める単発の講座があるのがいいですね。

ランチタイムコンサート

週1回、エントランスホールで開催。音楽、落語やフラダンスなど内容もさまざま。鑑賞無料で事前申込不要。

参加者の声

 広報誌でチェックしてよく見にきます。生でいろんな催しが見られるのがいいですね。

生涯学習センターきらめき

所在地
畑田町1-43
開館時間
午前9時〜午後10時(窓口は午後5時まで)
休館日
火曜日、12月28日〜1月4日
アクセス
阪急茨木市駅・JR茨木駅から阪急バス「中河原南口」行き「中央図書館前」停下車、またはJR茨木駅から徒歩20分、駐車場・駐輪場あり
URL
http://www.kira.city.ibaraki.osaka.jp/

10周年を市民の皆さんと一緒に

生涯学習センターきらめき
開館10周年記念行事「宇宙への誘い」 一時保育あり

とき、(1)〜(3)(5)1月18日(日曜日)、午後1時〜5時30分、(4)1月12日(祝日)〜18日(日曜日)(13日を除く)、ところ、(1)〜(3)きらめきホール、(4)(5)2階ホワイエ、定員、(1)先着300人、(2)(3)先着400人、(5)各回先着50人(開始1時間前から整理券配付)、内容、(1)市吹奏楽団コンサート、(2)記念講演会「宇宙への取り組み」(府立茨木工科高校生徒)、「小惑星探査機<はやぶさ>と<はやぶさ2>ーそれらが目指すものー」(JAXA職員 清水幸夫さん)、(3)映画上映「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH」、(4)宇宙に関するパネル展、(5)モバイルプラネタリウム(午後1時から、2時から、3時から、1回20分)、備考、一時保育は7日前までに要申込、申込、(1)〜(3)1月7日、午前9時から、電話で