広報いばらき

人キラリ

キラリと光る市民紹介コーナ−

日本クラシック音楽コンクール ヴァイオリン部門 3位

桑原陽太さん(13)(舟木町)

 今回紹介するのは桑原陽太さん。昨年行われた日本クラシック音楽コンクール中学校男子の部で3位入賞。そのほかにも数々のコンクールで入賞を果たし、これからの活躍が期待されている13歳のヴァイオリニストです。

自分が満足できる演奏を

 桑原さんがヴァイオリンを始めたのは6歳の頃。とあるオーケストラのビデオを見たことがきっかけでした。最初はチェロに興味を持ちましたが、近くの音楽教室でヴァイオリンに出会い、すぐに夢中になりました。

 その後、練習を重ねコンクールに出場するようになり、全日本学生音楽コンクール大阪大会で奨励賞を受賞。その活躍がプロの目に留まり、11,000人も集まる演奏会で憧れの指揮者と共演できる機会を得ました。桑原さんは「あんなにも多くの人の前で演奏するのは初めてだったし、何より憧れの人と共演できるということで、始まる前はとても緊張しました。でも演奏が始まると演奏に夢中になって、最高の時間を過ごすことができました」とその時のことを振り返ります。この出来事が非常に良い刺激となり、その後、めきめきと実力をつけ、数々のコンクールで入賞を果たすようになりました。

 「持っている力を全部出しきる演奏はまだできていません。今の目標は自分が満足できる演奏をすることです。将来はヴァイオリンの先生になってヴァイオリンの楽しさを伝えていきたいです」と将来の目標もしっかりと語ってくれました。