夏休みこども特集 さあ、星の世界へ
このきれいな光の線はなにかな?実は、星なんだよ。この写真は、星空を45分間かけて写したものなんだ。ちょっと見ただけではわからないけれど、星は動いているんだよ。だから、動いた分がつながって線のように見えるんだね。
星には、ほかにも不思議なことやおもしろいことがいっぱい。この特集で、星についてくわしくなろう!
問合先 プラネタリウム(天文観覧室) 電話622-6229
(月曜日~水曜日と日曜日以外の祝日は休み)
生涯学習センターきらめき 電話624-8182(火曜日は休み)
星ってなあに
Q
なぜ星は光って見えるの?
A
星には、自分で光る星と、自分では光らないけれどほかの星の光を反射して光って見える星の2種類があるよ。例えば、自分で光る星には太陽、自分では光らない星には月があるよ。
Q
なぜ星は昼間は見えないの?
A
実は、星は昼も夜も光っているんだけど、昼間は星の光よりも太陽の光が強すぎて、星が見えないんだよ。
Q
星は何から生まれたの?
A
宇宙にはガスやちり、石や氷のかけらなどがあるよ。ガスが集まると、自分で光る星になり、その周りに残されたちりや石のかけらは、集まって自分では光らない種類の星になるんだ。
Q
目に見える星の数はどれくらいあるの?
A
まちの明かりがたくさんある市役所の近くから、目で見える星の数は、300個くらいだよ。でも、宇宙全体ではもっともっとたくさんの星があるんだよ。
知っていると楽しい♪ 星座の知識
昔の人は、星と星をつなげていろんな形を想像したんだ。それを星座と呼んでいるよ。星座にまつわるギリシャ神話を知っていると、星座を見つけるのが楽しくなるよ。例えば、夏に見られる「こと座」。こと座にはこんなお話があるんだ。
- オルフェウスはことの名人。美しい妻エウリディケと仲良くくらしていましたが、ある日、エウリディケが死んでしまいます。
- 妻のことをどうしても忘れられないオルフェウスは、たてごとを持って死の国の王に会いに行き、妻を返してくれるよう頼みます。
- 死の国の王は「地上に戻るまで決して振り返らない」という条件で許してくれました。しかし…
- オルフェウスはとちゅうで不安になり振り返ってしまいます。その瞬間、エウリディケは死の国に連れ戻されてしまいました。
- オルフェウスは悲しみにくれて死んでしまいます。そして、残されたたてごとが、星座になったといわれています。
そうそう、夜空で星座を探すときは、星座早見盤が便利だよ。日にちと時間の目盛がついているので、今どの星座がだいたいどの位置にあるかや、特定の星座がいつ頃よく見えるのかなどがわかるんだ。
星を見に出かけよう
星を見に行く前に持ち物を準備しよう。
- 望遠鏡(あれば便利だよ)
- レジャーシート
- 虫よけスプレー
- 懐中電灯
- 双眼鏡(あれば便利だよ)
- 上着やくつ下
きれいな星空が見たいなら山間部
明るい星なら見られる安威川河川敷中央公園グラウンド
星を見るときのポイント
(1)目を暗いところに慣らす
人の目が暗いところに慣れるまで、10~15分くらいかかると言われているよ。散歩などで目を慣らしてから、星を探してみてね。
(2)月やまちの明かりを避ける
月やまちの明かりが見えない方向を見るといいよ。まちの明かりがどうしても目に入ってしまう場合は、手で隠すと見えやすくなるよ。
(3)広い場所を選ぶ
できるだけ空が広く見渡せる場所を選んで、広い範囲を注意して見よう。空を広く見渡していると、より多くの星を見つけられるよ。
夏休み中に、流れ星が見られる?
ある一点から、いろんな方向へ流れるたくさんの流れ星のことを、流星群と言うよ。日本では、8月の中旬にペルセウス座流星群が見られるんだ。夏休み中で、明るい流れ星が多いので、観察しやすい流星群だよ。
今年は、8月12日から13日にかけての夜中がピークと言われているよ。ただ、今年はこのピークの日と満月の日が近くて、月の明かりで夜空が明るくなって星が見えにくくなりそうなんだ。それでも、1時間に10~30個ほどの流れ星が見られるらしいから、楽しみだね。
流れ星を見つけるコツ
- できるだけ暗いところで見る
- 空気のきれいなところで見る
- 寝転んで、空の広い範囲を見る
- 30分から1時間ほど、気長に探す
大きな望遠鏡で星を見よう! 市民天体観望会
と き 8月3日(日曜日)、午後7時~8時30分
ところ 中央公園南グラウンド
内 容 夏の星座と惑星や月などの観察
備 考 雨やくもりの場合は中止(当日午後4時に決定。天文観覧室に電話で確認できるよ)
プラネタリウムに行こう
人気のひみつは見る人に合わせたプログラム
プラネタリウムでは、「一般投影」のほかにも、見る人に合わせていろいろなプログラムを用意しています。
例えば、子ども用のプログラム「幼児のためのプラネタリウム」は、小学校に入る前の子どもたちにとても人気です。小学生向けには、学校ごとに参加してもらう「学習投影」も受け付けていますよ。
さらに、「シニアのプラネタリウム」などもあります。どんな年齢の人にも楽しんでもらえるんですよ。
何度来ても楽しい! しかけがいっぱい
プラネタリウムのお客さんの中には、何度も通ってくれる人がいるんですよ。その理由のひとつが、プログラムの内容が毎月変わること。季節によって見える星は違います。その月に合わせたプログラムにしているので、毎月来ても楽しめるんです。
それから、一般投影ではスタンプラリーもやっていますよ。一回の投影でスタンプを1個押します。スタンプを5個ためると、オリジナルの星座早見盤をプレゼントしています。みんなも、プラネタリウムにたくさん来て、どんどんスタンプをためてくださいね。
幼児のためのプラネタリウム
幼児にもわかるようにやさしく解説するプログラムです。毎月、予約をしてから親子で来てもらっているんですよ。子どもたちだけでなく、大人も楽しんでくれているようで、リピーターがとても多いんですよ。
参加者の声 残間真弓さん、愛菜ちゃん
3回目の参加です。プラネタリウムに来るようになってから、夜に外を歩きながら月や星のことを2人で話すようになりました。予約のときに子どもの誕生日を伝えると、その月にプログラムの中で名前を呼んでくれるので、誕生月の回を今から楽しみにしているんです。
プラネタリウム2大ニュース!
その1 解説員による生解説はめずらしい
市のプラネタリウムは、録音された音声ではなく、その場でわたしたち解説員が生の声で解説しています。お客さんに質問を投げかけて、考えてもらったり、手を挙げてもらったりすることもあるんですよ。お客さんの反応を見てその日の解説を進めていくから、その場その場にふさわしい解説ができるんです。その日の夜に見られる星についての説明もしますよ。
この生解説は、ほかのプラネタリウムではあまり見られないめずらしい形式なんです。ライブ感たっぷりの解説を、ぜひ聞きに来てくださいね。
その2 この秋、新しい機械が登場
今年の秋、プラネタリウムに新しい機械が仲間入りするんです。 今ある投影機は、穴があいた板に電球の光を当てて星を映しているけれど、この新しい機械はコンピューターで作った星空や映像を大きく映すことができるんです。さらに、星空の映像を動かすことができるから、例えば、「地球を出発して火星や木星に移動しよう!」となれば、周りの星を高速で流すことで、見ている人が宇宙空間をワープしているような気分を味わえますよ。
2種類の機械のコラボレーションで、プラネタリウムのプログラムがさらにスケールアップする予定。みんな、楽しみにしていてくださいね。
8月のスケジュール
8月のプラネタリウム
- とき(一般投影)
- 木曜日・金曜日・土曜日・日曜日
- 午前10時30分から、午後1時30分から、午後3時から
- (月曜日・火曜日・水曜日は休み、8月21日・22日は午前10時30分からの一般投影はありません)
- 内容
- 流れ星の秘密、こと座、わし座、はくちょう座、いて座など
- 観覧料
- 4歳~中学生=50円、一般=100円(30人以上の場合、団体料金あり)
- 備考
- 予約による投影と団体申込は、前日までにプラネタリウムへ要予約
幼児のためのプラネタリウム「☆お星さま、みぃつけた☆」
- とき
- 8月21日(木曜日)・22日(金曜日)、午前9時30分~10時・午前10時30分~11時・午前11時30分~正午
- 定員
- 幼児を含む先着50人(要予約)
- 内容
- 読み聞かせなど幼児のための特別投影
アクセス
住所 東中条町2-13、市役所合同庁舎7階
交通 JR茨木駅・阪急茨木市駅から700メートル
開室日 木曜日~日曜日、午前9時~午後5時