いばらき市議会だより

一般会計決算討論

 9月23日の本会議において賛成者多数で認定した「平成27年度一般会計決算」に対する討論の要旨は、以下のとおりです。

反対

【日本共産党】

 反対する理由は、第一に、大型プロジェクトの財源のために、市民犠牲強行と市民要求抑制型の極端な財政運営が一層進められたこと。

 第二に、行財政運営に多大な影響を与える彩都開発や安威川ダム建設、新名神高速道路等の主要プロジェクト関連事業の見直しもされず、漫然と進められたこと。

 第三に、解同優遇行政が是正されたとは言えず、依然として温存されていること。

 第四に、寝たきり老人等介護見舞金の廃止やさらなる公立保育所民営化等、ビルド・アンド・スクラップと称した、市民サービス低下、市民犠牲を一層、激烈に推進したこと。

 第五に、木本市政のもとで、出張復命が文書化されていなかった事例等、職務怠慢が見られたこと。

 以上の理由から、本決算に反対する。

賛成

【公明党】

 賛成する理由は、第一に、子育て支援策の推進として、学童保育の拡充、待機児童解消に向けた保育施設の整備補助、子ども医療費の助成等に取り組んだこと。

 第二に、学校教育環境の向上に向け、スクールソーシャルワーカーの増員、小学校情報処理室へのタブレット端末の導入等に取り組んだこと。

 第三に、高齢者・障害者施策の充実に向け、活動拠点や居場所づくり、また障害者の就労促進の拡充等に取り組んだこと。

 第四に、防災対策の強化に向け、岩倉公園への備蓄品整備、全域防災訓練の実施等に取り組んだこと。

 また、JR茨木駅構内エスカレーターの整備や(仮称)JR総持寺駅周辺の整備、彩都・新名神・ダム関連事業等の将来の活力あるまちの発展につながる都市基盤整備の推進を着実に展開されたこと。

 以上の理由から、本決算に賛成する。