私と茨木 茨木ゆかりの人々

各界で活躍する茨木市ゆかりのある人々に、茨木の思い出や茨木の好きなところについて語っていただきました。

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バス歌手

井戸木鴻樹さん

プロフィール
昭和36年(1961年)茨木市生まれ。
豊川小―豊川中卒業。中学3年生のときに全日本ジュニア中学の部で優勝。中学卒業後、プロを目指して箕面ゴルフ倶楽部へ。昭和57年にプロ入りを果たし、平成2年、関西プロゴルフ選手権でプロ初優勝。
平成25年5月、全米プロシニアゴルフ選手権で優勝し、日本男子初の米国メジャータイトルを獲得。同年本市市民栄誉賞贈呈。

茨木市には、プロテストに合格したころまで住んでいました。幼いころから、友達と草野球やサッカー、ドッジボールで遊ぶなど、スポーツが好きな少年でした。10歳のときに、友達が持っていたゴルフクラブを振って遊んだことがきっかけで、伯父に本格的にゴルフを教わりました。母が茨木カンツリー倶楽部のキャディーをしていたこともあって、放課後に茨木カンツリー倶楽部で練習させてもらったこともありました。

今は宝塚市に住んでいますが、茨木には親戚もいますので、お正月など、年に数回は訪れています。地元の豊川も含めて、市内は開発が進み、きれいな街並みになってきましたね。それでも、少し路地に入ると懐かしい道が続き、子どものころ広いと思っていた道も、大人になると狭く感じて驚きました。茨木の人はあったかい。大勢で何かしようというときに、入っていきやすい雰囲気がある。気さくな人柄の人が多いように思います。

プロゴルファーとして、これからも勝ち続けられるよう、そして一人の選手として、また一人の人間として、何かの代表になれるように、精進するとともに、ゴルフのプレイヤーやファンが増えるなど、ゴルフが今以上にさかんになるように貢献していきたいです。私はゴルフのプロを目指したときから、「この道より我を生かす道なし、この道を行く」という言葉を大切にしています。この言葉で心が満たされると、決意が揺るがず前向きに行動できると思います。プロゴルファーを目指す人、他のことを目指す人にも、贈りたい言葉ですね。