茨木高校生・茨木工科高校生との未来ミーティング

日時・場所

1.日時

平成29年8月3日(木曜日) 午前10時~正午

2.場所

上中条青少年センター 3階会議室

出席者・テーマ

1.出席者

茨木市からの出席者

福岡市長、田川市民文化部長、小田市民文化部理事、庄田文化振興課長、高橋川端康成文学館長

高校生の出席者

茨木高校 文芸部を中心とした生徒 6人

茨木工科高校 生徒会役員の生徒 5人

 

2.テーマ

「若者に川端康成を知ってもらう作戦を考えよう」

未来ミーティングの概要

福岡市長と茨木高校・茨木工科高校の生徒11人が、「若者に川端康成を知ってもらう作戦を考えよう」をテーマに、「未来ミーティング」を実施しました。

高校生には、テーマに関する事前学習として、6月19日に川端康成文学館の高橋館長から、川端康成の生い立ちや茨木関連の著作、中学生時代のエピソードなどの講義を受けました。また、茨木市が川端康成のゆかりの地であることを知らない若者が多いこと、文学館の来館者が減少傾向にあることなど、テーマに関連する文学館の課題について説明を受けました。開会のあいさつをする福岡市長

ミーティング当日は、A, B, Cの3つの班に分かれ、各自が事前に考えてきたアイデアをもとに、グループワークを実施。模造紙にグループとしてのアイデアをまとめた後、発表を行いました。

A班は、「SNS計画」として、川端康成文学館の公式ツイッターアカウントを作る、というアイデアを発表。「若者にはSNS利用者が多く、最近<ゆるい公式ツイッターアカウント>というものが流行している。康成と関係ないことを発言してみれば、ミスマッチが面白いと捉えられて話題になり、テレビで取り上げてもらえるかもしれない。そうすれば、市外からも人が集まってくるのではないか。」と提案しました。

B班からは「刷り込み大作戦」というアイデアが発表されました。まず、日常生活に刷り込む方法として、「中高生に川端康成のポスターを描いてもらい街中に貼る。ポスターのコンテストをしても良いのでは。」と提案。続いて、若い年代からの刷り込み方法として、飛び出し注意のパネルや二宮金次郎の銅像を川端康成にする、作品中の有名なフレーズを用いた「名言カレンダー」を作成し、小中学校に配布するというアイデアも発表しました。

B班の発表の様子

C班は、「まずは存在を知ってもらい、その後、興味を持ってもらうようにする、ということが大切である。」と説明。「ツイッターのBOT機能(自動的にツイッターで投稿してくれる機能)を使い、有名な本のフレーズを発信する。」、「もっと作品の中身をアピールする。なぜノーベル賞を受賞したのか知らない人も多いので、それをもっと周知する。」、「目に付きやすい方法で周知する。例えば、学校の図書室に特集コーナーを作ったり、図書館でもっとアピールする、バスの広告やネット広告を利用する。」、「作品をリメイクしてみる。若者が読みやすいようなライトノベルにしてみる。」、「文学館のホームページを、少しでも長く見てもらえるように、クイズや名文を掲載する。」というアイデアを出しました。

C班の発表の様子

発表終了後、各班のアイデアをふまえて意見交換を行いました。

市長が、SNS計画について、「ツイッターって、みんな使っているのかな?」と質問すると、生徒は「使っている人はたくさんいる。市の公式ツイッターのフォロワーもたくさんいるので、その人たちと連携しても良いと思う。」と答えました。また、「バスの車内広告って、そんなに見るのかな?」という質問には、「私は、モノレールで通学しているが、満員で体を動かせないことも多い。そうなると自然に広告に目が行くので効果があると思う。」との意見がでました。

文化振興課長からは、「SNS計画の中で、テレビで取り上げられたら、という意見がありましたが、例えばどんな内容であれば、高校生も見たいと思いますか?」という質問があり、生徒からは「川端康成は遠い存在だというイメージがあるので、私たちと同じ年代の頃にどんなことをしていたのか、というような親近感を与えるような内容がいいと思う。」という意見が出ました。

高校生と話しをする福岡市長

名言カレンダーに対しては、市民文化部理事や文学館長から、「康成の言葉に親近感を持ってもらえるようなカレンダーを作れたら。」、「SNSの影響力は大きいので、例えば川端康成の名言をSNSで毎日一言ずつ発信するという方法も良いのではないか。」という意見が出ました。中高生が康成のポスターを描くアイデアについては、「描く際に、康成をどのように表現すればよいだろうと考えたりすることで、康成に関心を持ってもらえるという観点からも良いアイデアだと思う。」という意見が出ました。

また、飛び出し注意のパネルを川端康成にするというアイデアについては、市の職員から「メディアに取り上げてもらうにはぴったりのアイデアである。」という意見のほか、「実現には色々課題もあるものの、面白い。」という意見が出ました。

さらに高校生から「文学館は、周囲の木に隠れていて、直前までここに文学館があることがわからない。せっかく文学館があるのに、うまくアピールできていない。」との発言がありました。それに対して、福岡市長が「どこかうまく演出しているところを知ってる?」と質問。生徒は、「堺市にある与謝野晶子記念館は〈千利休茶の湯館〉も併設されていて、茶の湯体験もできるなど、エンターテイメント施設になっている。千利休に興味があって来館した人が、与謝野晶子記念館を見て帰ることもでき、工夫して集客している。」と答えました。

他にも、「茨木童子は、人気ゲームのキャラクターに起用されており、ゲームが好きな人の間では有名。ゲームのキャラクターに興味を持つことで、そこからその人物を調べていくということは良くあると思う。いまの若者は、扉さえ開いてしまえば、あとはどんどん自分で調べたりして進んでいくと思う。」という意見が生徒から出ました。

これについて文学館長は「文学者をキャラクターに設定したゲームもあると聞いている。インターネット環境が発達し、興味を持ったことは自分で色々と調べることができる。康成の認知度をあげるには、興味をもってもらうためのきっかけが大切であると思う。」と述べました。意見交換の様子

最後に福岡市長が、「様々なアイデアをいただいたので、ぜひどれか一つでも実現できるようにしていきたい。高校生の皆さんにとって、予想以上にゲームが身近な存在であることなどもわかったので、皆さんがどのような生活をしているのかという点にも目を向けながら、市の施策を考えていきたい。」と締めくくりました。

 

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