6月30日まで 川端康成生誕月記念企画展「川端康成と岡本太郎と万博と」を開催中

更新日:2021年12月15日

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万博当時の茨木の写真を見てなつかしむ男性
川端太郎と岡本家の交流を紹介した資料
川端康成が書いた原稿を見る男性

6月1日から30日まで、茨木市立川端康成文学館(茨木市上中条二丁目11-25)で、川端康成生誕月記念企画展「川端康成と岡本太郎と万博と」を開催しています。

1970年に開催された日本万国博覧会は、高度経済成長を成し遂げた日本を象徴するイベントで、茨木市では関連事業として市街地の再開発が行なわれ、「今」の本市の景観を作り上げるきっかけとなりました。その万博のシンボルである「太陽の塔」を設計した岡本太郎と、茨木ゆかりの作家、川端康成とが深い親交があったことはあまり知られていません。二人の縁は、岡本太郎の両親である漫画家の岡本一平と歌人で小説家の岡本かの子夫妻と川端の関係にまで遡ります。万博にも2度訪れている川端と岡本太郎には、世代を越えて引き継がれてきた絆があったのです。

今回の企画展では、「今」の茨木のもととなった万博を川端と岡本太郎を軸として取り上げ、「太陽の塔」に関連する岡本太郎の作品をはじめ、川端と岡本家との交流を示す資料として、一平の漫画やかの子から川端に送られた手紙を展示しているほか、万博のポスターや関連グッズ、写真で当時の茨木の様子を紹介しています。

企画展に訪れた人は「岡本太郎と川端康成に親交があったとは知りませんでした。資料から二人の親密な関係を感じることができました」と話しました。

午前9時から午後5時まで開館しています。火曜日は休館。