1月23日、白川小学校で英語シャワーデイを実施

更新日:2021年12月15日

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英語シャワーデイの様子
英語シャワーデイの様子
英語シャワーデイの様子

23日、白川小学校(白川1丁目4-1)4年生で、英語を集中的に浴びる授業「英語シャワーデイ」を実施しました。

平成20年度から市教育委員会と学校が一丸となって、学力・体力向上に取り組んでいる茨木市では、小・中学校での外国語活動・英語教育を強化し、市立の全小・中学校に英語指導教師「NET(Native-speaking English Teacher)」を配置しています。教科の目玉となるのが「英語シャワーデイ」。普段は1クラスに1人のNETと担任が行っている英語の授業を、複数の英語指導助手と一緒に行うことで、児童たちはまさに「シャワー」のように英語を浴びることができます。

「Where are you from?(あなたはどこから来ましたか)」「I'm from JAPAN(日本からです)」。講師の問いかけに子どもたちは堂々と答えました。今回の英語シャワーデイのテーマは入国審査。この日の学習目標は、これまで学習した単語を使ってコミュニケーションをとることです。教壇に立つのはカリフォルニア州出身のショーン・ネピアさん(27歳)。同じくカリフォルニア州出身のウェイン・シュミットさん(42歳)は助手として授業を支援しました。パスポートを手にしたウェインさんに、ショーンさんが「Where do you want to go(どこに行きたいの)?」と訊ねます。2人が軽快な掛け合いで入国審査を説明する間、日本語は一切使われません。こうしたやり取りができるのも、シャワーデイならではです。

ショーンさんは「児童たちに楽しみながら英語に触れてもらい、笑って挨拶ができるようになってほしい」との思いで、昨年4月から同小学校で授業を行っています。その成果は児童たちと廊下ですれ違った際にも表れ、ショーンさんが「How are you?」と問いかけると、「I'm fine!」と児童は元気良く返しました。赴任した当初は、反応が無いことも多かったとのことです。

クラス担任の教諭は「小学校からネイティブの英語にふれ、親しむことができるのは、児童たちにとって良い経験。ショーン先生は児童たちが進学する中学校でもNETとして教えているので、苦手意識を持たずに英語学習に取り組める手助けになると思う」と語りました。
授業後、児童は「ショーン先生とウェイン先生の2人の会話を理解するのが難しかったけど、ずっと聞いていると理解できたので嬉しかった」「誰とでも話ができるようになるので英語が好き」と話し、英語でのコミュニケーションに自信を付けた様子でした。