11月22日 大池小学校でリオ出場の和田伸也氏が視力ゼロから今日までの体験を語る

更新日:2021年12月15日

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和田さんと一緒に走る児童
講演会に先立って行われた生児童による発表の様子
和田さんの講演会の様子

22日、茨木市立大池小学校(大池一丁目5-8)で、リオデジャネイロパラリンピックに出場した陸上選手の和田伸也さん(市内在住)を迎え、3年生の児童を対象に講演会が開催されました。

3年生は、障がい者などに対する理解を深めるため、総合学習の中で福祉について学んでおり、今回、視力に障害のある和田伸也さんが市内在住ということもあり講演をすることになりました。

児童たちは、講演会にあたってパラリンピックや和田さんについて調べてきており、講演会に先立ち、児童の代表が和田さんの前で身長や体重、網膜色素変性症で目が見えなくなったことなど、詳細に調べたことを発表しました。発表を聞いた和田さんは「本当に詳しいところまで調べてくれていて感激しました」と驚いた様子で話しました。

そして、講演会で和田さんは「小学校3年生の時はみんなと同じように普通に目は見えていました。しかし、高校生の時に目が見えなくなり、もう何もできないのではと思い不安で元気もなくなりました。でも、点字で文字がわかる、音声で何を言っているかわかる、白杖を使えば一人で歩ける、そして伴走者がいれば走ることだってできる。こういったことができるようになって不安もなくなりました」と自身の過去を振り返りながら熱心に話しました。児童たちからは次々に質問が飛び出し、「トレーニングはどれくらいしていますか?」「今の種目は楽しいですか?」など時間いっぱいまで質問が続きました。

講演会の後には、和田さんと児童は外に出て、一緒に来ていた妻の伴走を手本に和田さんと児童たちが一緒にランニング。児童たちは、「一緒に走れた!めっちゃうれしい!」とみんな笑顔を浮かべながら、和田さんとのランニングを楽しみ、実りある講演会となりました。