6月中旬 畑が赤に染まる 特産品の赤しそが出荷シーズン

更新日:2021年12月15日

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農家さん赤しその様子を確認している画像
赤一色に染まった赤しそ畑の画像

市内山間部の見山地区で、特産の「赤しそ」が出荷シーズンを迎え、畑が赤一色に染まりました。

昭和60年頃の畑の区画整理をきっかけに栽培が始まった同地区の赤しそ。その特長が二つあります。一つ目は深みのある赤い色と細やかな縮れ。赤しその命ともいえる葉の赤色は、昼夜の温度差が激しいほどきれいに発色するとされていて、標高300メートル~450メートルの山間部にある同地区の気候はその条件を満たしており、ほかの地区で育てられたものより濃い色が出ると言われています。二つ目の特長は、栽培から収穫まで3ヶ月という短期間で終えられるという手軽さ。生産者の高齢化などから、この手軽さが人気を呼び、今では約20件の農家が栽培しています。

生産農家は、「今年は去年と比べると、気温が高かったからか収穫の時期がはやいです。ただ、収穫量や色、縮れなどは例年通りで、量も質も問題ありません。いつも通り皆さんの手に良質な赤しそを届けられて、ほっとしています」と話しました。

赤しその出荷は6月末まで続き、「見山の郷」(大字長谷1131、電話649-3328)で販売しています。「見山の郷」では、6月下旬ごろから赤しそサイダーなどの関連商品も販売します。