9月26日 障がい児・者保護者向けの防災シンポジウムを開催

26日、「障がい児・者保護者向けの防災シンポジウム」が茨木市立男女共生センターローズWAMで開催された。このシンポジウムは、災害時に状況把握や救助要請が困難な障がい児・者の防災を考えることを目的とするもの。主催者である「あかね空」は、発達障がいの子どもを持つ親の会で、作業所やグループホームの設立を目指して活動し勉強会やイベントを行っている。

まず、高槻市民間社会福祉施設連絡会の役員である今井司さんが、高槻市において自身が行っている活動の中での障がい児・者の防災の取組について話した。

市や地域と施設との連携で、災害時要援護者の支援事業として、避難訓練の実施や名簿情報の提供、防災学習会の開催を行ったことなどが説明された。今井さんは、「防災の取組は、障がい児・者とその家族だけでなく、地域など周辺の人なども参画し、お互いに理解し合い、共に助け合う意識を高めていく必要があると考えている。また、そのために、施設が中学校と連携して災害支援のための授業を行ったり、施設を開放してイベントを行っている。」と話していた。

次に、市の危機管理課職員が、茨木市の防災体制に関する現状と取組を話した。災害時の避難に関して市と協定を締結している福祉避難施設とその施設避難者用の災害用備蓄品、自主防災組織や防災活動に参画が少ない女性のための防災研修会などについて説明した。

最後に、あらかじめ寄せられた質問や意見をもとに、関係者が回答をする形で意見交換が行われた。その中では、障がい児・者のための避難所や障害特性別の防災ハンドブック作成のこと、発災時の各施設や学校との連携についてが話し合われた。

参加者は、「課題を見つけたり、意見を交換したり、防災について考える機会があるのは良いことだと思います。」、「障がい者だけでなく、障がいの無い人にも情報が発信できたら良いと思います。」といった感想や意見だけでなく、このような機会を今後も開催してほしいといった前向きな意見もあった。

会場の様子の写真
今井司さんが説明を行っている様子の写真